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新潟で古民家の外壁リフォームをするなら|雪・湿気に強い工法を解説

2026.07.23

こんにちは。

新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店「やねかべ家」です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

新潟県内で築年数の経過した古民家にお住まいの方や、古民家を購入して移住された方の中には、外壁の傷みや冬の寒さに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「古民家の外壁リフォームは、一般的な住宅と何が違うのだろう」
「新潟の雪や雨、湿気に配慮した外壁にしたい」

このような疑問を持つ方も少なくありません。

古民家は、建築年代や構造、使用されている材料、過去の改修履歴が一棟ごとに異なります。そのため、表面の外壁材だけを見て工法を決めるのではなく、柱や土台、壁の内部、雨水の流れまで確認することが重要です。

この記事では、26年の実績を持つ屋根・外壁リフォーム専門店が、新潟で古民家の外壁リフォームを行う際の注意点や、雪・雨・湿気に配慮した工法、古民家らしい外観を残すための外壁材選びについて解説します。

新潟で古民家の外壁リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.新潟の古民家で外壁リフォームが必要になる理由

新潟県内には、土壁や漆喰、木板、トタンなど、さまざまな外壁を持つ古い木造住宅が残っています。

こうした建物は、適切に手入れを続けることで長く住み継げますが、外壁の傷みを放置すると、雨水が壁内へ入り込み、柱や土台などに影響する可能性があります。

新潟の雪・雨・雪解け水が外壁に影響する

新潟県内は、海岸部・平野部・山沿いで積雪量が大きく異なります。

気象庁によると、県内の年最深積雪の平年値は、海岸部では100cm未満、上中越の平野部では100~150cm、山沿いでは200~250cmとされています。

※参考:気象庁「新潟県の気象の特徴」

積雪の多い地域や、建物のまわりに雪がたまりやすい環境では、雪や雪解け水によって外壁下部が長時間ぬれた状態になることがあります。

モルタルや漆喰などの外壁に水分が入り、気温条件によって凍結と融解を繰り返すと、ひび割れや剥がれにつながる場合があります。

現在一般的な防水構造がない場合がある

建築年代や過去の改修内容によっては、現在一般的に施工されている透湿防水シートや外壁通気層が設けられていない住宅があります。

ただし、古民家はすべて同じ構造ではありません。

土壁、板壁、真壁、漆喰壁など、それぞれ雨水や湿気への対処方法が異なります。外壁リフォームでは、既存の壁構成を確認せずに、現代住宅と同じ材料をそのまま重ねることは避けなければなりません。

外壁の不具合が柱や土台に影響することがある

外壁のひび割れ、窓まわりの隙間、板金の継ぎ目などから雨水が入り続けると、柱・間柱・土台などの木部が湿った状態になることがあります。

湿った状態が長期間続けば、木材の腐朽や蟻害などにつながる可能性があります。

外壁の表面だけを直すのではなく、雨漏りの有無や木部の状態を確認することが大切です。

すき間風や寒さの原因になる場合がある

古民家は、現代の住宅と比べて気密性や断熱性が低い場合があります。

ただし、寒さの原因は外壁だけとは限りません。床、天井、屋根、窓、建具などから熱が逃げていることもあります。

寒さを改善したい場合は、外壁リフォームだけでなく、建物全体の断熱計画を立てる必要があります。

2.古民家の外壁に起こりやすい劣化症状

古民家の外壁リフォームを検討する際は、次のような症状がないか確認してみましょう。

漆喰やモルタルのひび割れ・剥がれ

漆喰やモルタルの外壁には、建物の動きや経年劣化によってひび割れが発生することがあります。

小さなひび割れであっても、雨水の浸入口になっている場合があります。また、外壁が浮いていると、広い範囲が剥がれ落ちる危険もあります。

ひび割れの幅だけで判断せず、浮きや下地の状態まで確認することが重要です。

トタン外壁のさび・穴あき・浮き

過去の改修によって、トタンなどの金属外壁が張られている古民家もあります。

塗膜の劣化や傷からさびが進行すると、穴あきや板金の浮きにつながる場合があります。強風時に金属板が動いたり、固定部分から異音がしたりするときは、早めの点検が必要です。

外壁下部の腐食や傷み

積雪、雪解け水、泥はねなどの影響を受けやすい外壁下部は、特に傷みやすい部分です。

木板の変色や腐食、塗膜の剥がれ、金属板のさびなどがないかを確認しましょう。

外壁下部の傷みは、雨水を外へ流す水切りや、地面との離れ、雨樋の状態とも関係します。

室内の雨染み・カビ・すき間風

室内の壁や天井に雨染みがある場合、屋根だけでなく外壁や窓まわりから雨水が入り込んでいる可能性があります。

押し入れのカビや壁の変色が、必ず外壁の雨漏りによるものとは限りませんが、結露や漏水を含めて原因を調べる必要があります。

3.雪・雨・湿気に配慮した外壁リフォーム工法

古民家の外壁リフォームでは、建物の状態に応じて補修・修復・カバー・張り替えを使い分けます。

傷んだ部分を補修する方法

劣化が部分的で、下地に大きな問題がない場合は、部分補修で対応できることがあります。

ただし、漆喰、モルタル、土壁、木板、金属外壁では、使用する材料や補修方法が異なります。

表面だけをシーリング材で塞いだり、浮いた板に釘を追加したりする前に、下地の腐食や雨水の侵入経路を確認することが大切です。

漆喰や木板を修復する方法

古民家らしい外観を残したい場合は、漆喰の塗り直しや、傷んだ木板の交換を検討します。

既存材料と新しい材料の相性や、下地の状態を確認しながら施工する必要があります。伝統的な仕上がりを維持する場合は、左官工事や木工事の経験がある職人との連携も重要です。

金属サイディングによるカバー工法

カバー工法は、既存外壁の上に下地や通気層を設け、新しい外壁材を施工する方法です。

金属サイディングは軽量で、防水性や耐凍害性に優れた製品があり、リフォームにも使用されています。

ただし、古民家でカバー工法を採用できるかどうかは、次の点を確認して判断します。

・既存外壁や木下地が十分に固定されているか
・雨漏りや木部の腐朽がないか
・壁体内結露が発生していないか
・新しい外壁を固定できる下地が確保できるか
・窓、軒、基礎との取り合いを納められるか

下地に問題がある状態で外壁を覆うと、劣化を見えなくしてしまう可能性があります。

既存外壁を撤去する張り替え工法

張り替え工法は、既存外壁を撤去して新しい外壁へ交換する方法です。

外壁を撤去することで、柱、間柱、土台、下地、防水層などの状態を確認しやすくなります。腐食や雨漏りが見つかった場合は、必要な範囲を補修してから新しい外壁を施工します。

ただし、解体後に初めて劣化が判明し、追加工事が必要になることがあります。見積もりの段階で、追加工事の扱いや単価を確認しておくことが重要です。

通気層・透湿防水シート・水切りの役割

現代的な外壁構成へ改修する場合は、外壁材だけでなく、透湿防水シート、通気層、防水テープ、水切りなどを適切に施工します。

透湿防水シートは、外壁の内側に入った雨水が構造部分へ到達するのを抑えながら、壁内の水蒸気を外へ排出しやすくする役割があります。

ただし、古民家の壁構成は一棟ごとに異なります。既存の土壁や真壁を残す場合などは、単純に現代住宅と同じ構成を採用できるとは限りません。

4.古民家らしい外観を残す外壁材の選び方

古民家の外壁リフォームでは、耐久性だけでなく、屋根や柱、玄関などとの調和も大切です。

木板で昔ながらの風合いを残す

杉板や焼杉板を使用すると、木造住宅らしい外観を残しやすくなります。

焼杉板は、表面を焼いて炭化させることで耐久性を高めた木質外壁材です。ただし、焼杉であることと、防火性能を備えていることは別です。

地域の防火規制や外壁に必要な性能を確認し、適合する材料と構成を選ぶ必要があります。

漆喰や左官仕上げを生かす

白い漆喰壁や左官仕上げは、柱や梁とのコントラストを生かし、古民家らしい外観を維持できます。

外部に使用する場合は、既存下地との相性、雨がかり、ひび割れへの対策を確認します。材料名だけで判断せず、外部使用に適した仕様や施工方法を選びましょう。

金属サイディングで耐久性を高める

金属サイディングは比較的軽量で、ひび割れが起こりにくい外壁材です。

一方で、傷、へこみ、切断面、シーリング部分などからさびや漏水が生じる可能性があります。製品ごとの保証条件や塗り替え時期、沿岸部での使用条件なども確認しましょう。

木目調や落ち着いた色で和モダンに仕上げる

金属サイディングにも木目調や石目調、落ち着いた色の製品があります。

黒、濃い茶色、チャコールグレーなどを使用すると、既存の柱や和瓦と調和した和モダンな外観に仕上げやすくなります。

色を決める際は、小さな色見本だけでなく、できるだけ大きなサンプルを屋外で確認することをおすすめします。

屋根・雨樋・玄関とのバランスを整える

外壁だけを新しくすると、既存の屋根や雨樋、玄関との色のバランスが崩れる場合があります。

外壁の色だけでなく、屋根、破風、軒天、雨樋、玄関、サッシまで含めて全体の配色を検討すると、まとまりのある外観になります。

5.古民家の外壁リフォームを進める際の注意点

外壁材を決める前に下地を確認する

古民家の外壁リフォームでは、仕上げ材を決める前に、柱、間柱、土台、下地などの状態を確認することが重要です。

外壁を剥がすまで確認できない部分もあるため、追加工事が発生した場合の対応方法を契約前に決めておきましょう。

なお、「外壁を剥がしたところ木材が腐っていた」といった自社の施工事例を記事へ掲載する場合は、実際の施工記録や写真がある事例に限って記載してください。

屋根や雨樋もあわせて点検する

外壁の傷みが、屋根や雨樋の不具合によって起きていることがあります。

瓦のずれ、屋根板金の劣化、雨樋の外れや詰まりによって、雨水が外壁へ集中して流れていないか確認しましょう。

気象庁の1991~2020年の平年値では、新潟観測地点の年間降水量は1,845.9mmです。冬季にも雨や雪があるため、屋根・外壁・雨樋を含めた雨水処理が重要です。

足場を設置する工事では、屋根や雨樋を同時に点検することで、将来の足場費用の重複を抑えられる場合があります。ただし、傷んでいない部分まで一度に工事する必要はありません。

断熱だけでなく防湿・気密・通気を考える

古民家の寒さを改善するため、壁に断熱材を施工することがあります。

しかし、断熱材を入れるだけでは十分ではありません。壁の構成や断熱材の種類によっては、室内側の防湿層、気密層、外側の通気層などを適切に設ける必要があります。

国土交通省が公開する住宅の省エネルギー施工資料でも、繊維系断熱材を使用する場合、断熱材の室内側に防湿層を設け、外側には通気層や透湿防水シートなどを施工する内部結露対策が説明されています。

古民家では、土壁など既存材料の性質も考慮しながら、断熱・防湿・気密・通気を個別に計画することが大切です。

見積書に下地補修や防水工事が含まれているか確認する

見積書が「外壁工事一式」となっている場合は、工事範囲が分かりません。

次の項目が記載されているか確認しましょう。

・既存外壁の撤去または下地処理
・腐食した木部の補修方法
・透湿防水シートの種類と施工範囲
・通気胴縁や下地材
・水切りや窓まわりの板金
・シーリング工事
・廃材処分費
・足場費用
・追加工事が発生した場合の単価

外壁を撤去して初めて分かる劣化もあるため、追加費用について事前に取り決めておくことが大切です。

古い木造住宅の調査・施工経験を確認する

古民家は、伝統的な構法で建てられているものから、過去に複数回の増改築が行われたものまでさまざまです。

施工業者を選ぶ際は、外壁材を張れるかどうかだけでなく、既存の構造、雨仕舞、木部の腐朽、断熱、耐震性まで確認できるかを確かめましょう。

特に1981年5月以前に建築された住宅は、現在より前の耐震基準で建てられているため、必要に応じて耐震診断も検討します。

※参考:国土交通省「住宅・建築物の耐震化について」

まとめ|新潟の気候と建物の状態に合った工法を選ぼう

新潟で古民家の外壁リフォームを成功させるためには、外壁の見た目だけを新しくするのではなく、雨水の侵入経路や壁の内部、柱・土台の状態まで確認することが重要です。

表面だけでなく下地を確認する

外壁のひび割れやさびの裏側で、木下地や土台が傷んでいる場合があります。

カバー工法、張り替え工法、部分補修のどれが適しているかは、現地調査の結果をもとに判断しましょう。

防水・防湿・通気を一体で考える

雪、雨、雪解け水から建物を守るには、外壁材だけでなく、透湿防水シート、通気層、水切り、窓まわりなどの施工が重要です。

断熱改修を行う場合も、断熱材だけでなく、防湿・気密・通気を含めた壁全体の設計が必要です。

古民家らしさと耐久性を両立させる

杉板や焼杉板、漆喰などを使用して伝統的な外観を残す方法もあれば、金属サイディングを使って和モダンに仕上げる方法もあります。

建物の構造や立地、将来のメンテナンスまで考えて選びましょう。

屋根・外壁・雨樋をまとめて点検する

外壁の劣化原因が、屋根や雨樋にある場合もあります。

足場を設置するタイミングで屋根や雨樋を点検しておくと、必要な工事を整理しやすくなります。ただし、工事を一度に行うかどうかは、劣化状況と予算に応じて判断することが大切です。

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