外壁リフォームの張替えが必要な症状は?費用・工期を専門店が解説
2026.07.30

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店「やねかべ家」です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
外壁のひび割れや剥がれを見つけて、「外壁塗装で直せるのか」「外壁リフォームで張替えが必要なのか」と悩んでいませんか。
外壁リフォームには、主に塗装、カバー工法、張替えがあります。
色あせや軽度のチョーキングが中心で、外壁材や下地に大きな傷みがなければ、外壁塗装を検討できます。一方、外壁材が広範囲に破損している場合や、下地・防水層まで傷んでいる場合は、張替えが必要になることがあります。
この記事では、外壁リフォームの張替えが必要になる症状、費用、工期、施工の流れを解説します。外壁塗装やカバー工法との違いも紹介しますので、外壁リフォームの工法選びにお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.外壁リフォームの張替えとは?
外壁リフォームの張替えとは、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材を施工する工事です。
外壁材を撤去するため、表面からは見えにくい透湿防水シートや胴縁などの状態を確認できます。必要に応じて、傷んだ防水層や木下地を補修できることが大きな特徴です。
外壁リフォームの張替え工事の仕組み
外壁張替えでは、足場を設置した後、既存のサイディングやモルタル外壁などを撤去します。
一般的な外壁通気構法では、外壁材の内側に胴縁や透湿防水シートが施工されています。住宅によっては、さらに内側に構造用面材があるため、外壁材を撤去しただけでは柱や土台が直接見えないこともあります。
下地の傷みが疑われる場合は、必要な範囲の透湿防水シートや面材を撤去し、柱や土台などの状態を確認します。外壁通気構法では、外壁材と透湿防水シートの間に通気層を設け、雨水や湿気を排出する仕組みが採用されています。
外壁を張り替えるメリット
外壁張替えの大きなメリットは、壁の内部を確認しながら工事を進められることです。
外壁内部に雨水が入り込んでいた場合でも、破れた透湿防水シートや腐食した下地を補修できます。新しい外壁材へ交換することで、住宅の外観を変えながら、外壁の防水性能や耐久性を整えられます。
また、既存の外壁材を撤去するため、外壁を重ね張りするカバー工法と比べて、建物への重量増加を抑えられる点もメリットです。
外壁張替えのデメリットと注意点
外壁張替えは、塗装やカバー工法よりも工事費用が高くなりやすい工法です。
新しい外壁材の費用だけでなく、既存外壁の撤去費、運搬費、処分費がかかります。外壁を撤去した後に木材の腐食や防水層の不具合が見つかった場合は、追加の補修費用が必要になることもあります。
また、建築物の解体・改修工事では、工事の規模にかかわらず、原則として工事対象部分の建材について石綿の事前調査が必要です。
2023年10月1日以降に着工する建築物の工事では、原則として有資格者が事前調査を行います。改修工事の請負金額が100万円以上の場合は、事前調査結果を労働基準監督署などへ報告する手続きも必要です。
参照:厚生労働省「小規模工事等の着工前に必要な手続きについて」
2.外壁リフォームの張替えが必要になる主な劣化症状
外壁リフォームで張替えを選ぶかどうかは、築年数だけでは判断できません。
同じ築年数の住宅でも、外壁材の種類、施工方法、立地条件、日当たり、雨や雪の当たり方によって劣化状況が異なります。
外壁表面だけでなく、透湿防水シートや木下地まで確認したうえで、適切な工法を選ぶことが大切です。
大きなひび割れや欠け
外壁材に大きなひび割れや欠けがあると、雨水が外壁材の裏側へ入り込む可能性があります。
小さなひび割れで、外壁材に十分な強度が残っていれば、部分補修で対応できる場合があります。しかし、複数の場所に深い割れがある場合や、外壁材が大きく欠けている場合は、部分張替えや全面張替えを検討します。
外壁材の反り・浮き・剥がれ
窯業系サイディングは、塗膜やシーリングが劣化して水分を吸収すると、反りや浮きが発生することがあります。
軽度の浮きで外壁材に強度が残っていれば、ビスによる固定や部分補修で対応できる場合があります。
一方、外壁材の変形が大きい場合や、ビスで固定しても元に戻らない場合、広い範囲で外壁材が下地から離れている場合は、張替えを検討します。
日本窯業外装材協会も、サイディングの破損、亀裂、反り、うねりなどについて、状態に応じて部分張替えなどを行うよう案内しています。
外壁材の崩れや著しい劣化
外壁材の表面が粉状になり、軽く触れただけで崩れる状態では、塗装だけで十分な耐久性を確保することは困難です。
特に、外壁の下端、窓まわり、ベランダまわり、配管の貫通部などは、水分の影響を受けやすい場所です。
外から見える範囲は一部でも、外壁材の裏側や下地まで劣化が広がっていることがあります。
室内の染みや雨漏り
室内の壁に染みや濡れが見られる場合は、早めの雨漏り調査が必要です。
ただし、室内に雨水が出ている場所の真上が、必ずしも雨水の浸入口とは限りません。雨水は、外壁材の裏側や柱、梁などを伝い、浸入口から離れた場所に現れることがあります。
雨水の浸入口は、外壁だけでなく、窓まわり、換気口、配管貫通部、屋根と外壁の取り合いなどにある可能性があります。
サイディング外壁は、外壁材だけで雨水を防いでいるわけではありません。外壁材と透湿防水シートの両方によって、室内への雨水の浸入を防ぐ仕組みになっています。
原因調査の結果、透湿防水シートの破れや木下地の腐食が確認された場合は、塗装だけでは補修できないため、外壁の部分張替えや全面張替えを検討します。
補修や塗装だけでは対応できない劣化
外壁塗装が適しているのは、外壁材自体に十分な強度が残っている場合です。
広範囲の反り、崩れ、剥がれ、雨漏り、下地腐食がある住宅では、表面を塗装しても、内部に残った劣化原因を解消できません。
住宅金融支援機構の「マイホーム維持管理の目安」でも、外壁の汚れ、色あせ、割れ、剥がれ、変形、シーリングの劣化などが点検項目として示されています。劣化を見つけた場合は放置せず、外壁材や下地の状態に合った補修を検討しましょう。
3.外壁リフォームの張替え費用と金額が変わる要因
外壁張替えの費用は、外壁面積、使用する外壁材、建物の形、下地の状態などによって変わります。
見積金額の総額だけでなく、どのような工事が含まれているのかを確認することが大切です。
住まいるダイヤルが公開する外壁張替えのモデル見積
国土交通大臣指定の住宅相談窓口「住まいるダイヤル」が公開するモデル見積では、外壁面積125平方メートルのモルタル外壁を窯業系サイディングへ張り替える場合、総額は約304万~390万円とされています。
ただし、これは特定のモデル住宅と仕様に基づいた見積例であり、全国的な平均価格ではありません。
モデル見積では、既存外壁材の処分費や運搬搬入費が別途とされています。また、外壁を撤去した後に下地補修が必要になれば、その費用も加わります。
実際の費用は、住宅ごとの現地調査と見積もりで確認しましょう。
参照:住まいるダイヤル「外壁を窯業系サイディング張りにする」
使用する外壁材による費用の違い
外壁張替えでは、主に次のような外壁材が選ばれます。
・窯業系サイディング
・金属サイディング
・樹脂サイディング
・モルタル外壁
外壁材によって、材料費、重量、施工方法、役物、シーリングの必要性、将来のメンテナンス方法が異なります。
初期費用だけで決めず、塗装やシーリング補修など、将来必要になるメンテナンスも含めて比較しましょう。
既存外壁の撤去・運搬・処分費用
張替えでは、既存の外壁材を取り外す作業が必要です。
撤去費用は、外壁面積、外壁材の種類や重さ、建物の高さ、隣家との距離、敷地条件などによって変わります。
石綿を含む建材が使用されている場合は、法令に基づいた作業方法や飛散防止措置、適切な処分が必要です。
下地補修と透湿防水シートの交換
外壁を撤去すると、外からは見えなかった木材の腐食や、透湿防水シートの破れが見つかる場合があります。
傷んだ下地を残したまま新しい外壁材を施工すると、雨漏りや外壁材の浮きなどの原因になります。
契約前には、外壁撤去後に追加工事が必要になった場合の連絡方法や、補修費用の計算方法を確認しておきましょう。
外壁張替えの見積書で確認したい項目
外壁張替えの見積書では、次の項目を確認します。
・足場設置費
・養生費
・既存外壁の撤去費
・運搬費、処分費
・石綿の事前調査費
・下地補修費
・透湿防水シート
・胴縁
・外壁材
・水切りや見切りなどの役物
・シーリング工事
・軒天、雨樋、換気フードなどの付帯部工事
「外壁工事一式」とだけ記載された見積書では、施工範囲や使用材料を判断できません。
外壁材の商品名、施工面積、数量、単価、施工範囲が記載されているか確認しましょう。
4.外壁リフォームの張替え工期と施工の流れ
一般的な2階建て住宅では、外壁張替えの工期は2~4週間程度を目安とする場合があります。
ただし、外壁面積、建物の形、下地補修の範囲、付帯部工事、天候などによって工期は変わります。正確な工事期間は、現地調査後に作成される工程表で確認しましょう。
外壁張替えにかかる工事期間
外壁面積が大きい住宅や、窓・換気口・配管などが多い住宅では、施工日数が増える傾向があります。
既存外壁を撤去した後に大きな下地腐食が見つかった場合も、補修のため工期が延びることがあります。
新潟では、雨や雪、強風によって作業を中止する日もあります。無理に作業を進めず、天候を確認しながら余裕のある工程を組むことが、施工品質の確保につながります。
足場設置と既存外壁の撤去
外壁張替え工事は、足場と飛散防止シートの設置から始まります。
その後、職人が既存外壁を順番に撤去します。外壁に取り付けられている照明、配管カバー、換気フードなどは、必要に応じて一時的に取り外します。
室外機などを移動できない場合は、作業に支障が出ないよう養生や施工方法を検討します。
下地と透湿防水シートの点検
外壁撤去後は、胴縁、透湿防水シート、構造用面材などを確認します。
雨水の浸入が疑われる場合は、必要な範囲をさらに確認し、腐食した木材や破損した防水層を補修します。
外壁内部の写真を工事記録として残してもらうと、どこをどのように補修したのか確認しやすくなります。
新しい外壁材の施工
下地の補修後、透湿防水シートや防水テープ、胴縁を施工し、新しい外壁材を取り付けます。
窓まわり、土台水切り、換気口、配管貫通部、屋根と外壁の取り合いは、雨水が入りやすい場所です。
外壁材だけでなく、防水テープや透湿防水シート、板金部分の納まりまで正しく施工することが重要です。
仕上げ・完了検査・足場撤去
外壁材を施工した後は、必要な箇所のシーリングや付帯部を仕上げます。
施工会社が外壁全体を検査し、不具合がないことを確認してから足場を撤去します。
施主様も、外壁の色や傷、シーリングの仕上がり、配管や照明の復旧、建物まわりの清掃状態などを確認しましょう。
5.外壁塗装・カバー工法・張替えの選び方
外壁リフォームは、費用の安さだけで決めず、現在の劣化状況に合った工法を選ぶ必要があります。
表面の劣化には外壁塗装
色あせや軽度のチョーキングが中心で、外壁材自体に十分な強度が残っている場合は、外壁塗装を検討できます。
ひび割れやシーリングを補修してから塗装することで、塗膜による外壁表面の保護性能や撥水性を回復できます。
ただし、塗装では、透湿防水シートの破れ、開口部まわりの防水不良、腐食した木下地などを直すことはできません。
下地の傷みが少ない住宅にはカバー工法
外壁カバー工法は、既存外壁の上から新しい外壁材を重ねて施工する工事です。
既存外壁の撤去量を抑えられるため、張替えと比べて廃材や撤去費用を抑えやすい点が特徴です。
ただし、既存外壁や下地の腐食が進んでいる住宅、雨漏りの原因を確認できていない住宅には適さない場合があります。
既存外壁の状態や建物に加わる重量、窓まわりの納まりなどを確認してから判断します。
劣化が大きい住宅には外壁張替え
外壁材の崩れ、広範囲の反りや剥がれ、雨漏り、下地腐食などがある場合は、外壁張替えを検討します。
張替えは塗装やカバー工法より費用がかかりますが、外壁材を撤去して、見えない部分まで確認・補修できることが大きな利点です。
住宅全体を張り替える必要がない場合は、傷みが集中している面や部分だけを張り替えられることもあります。
外壁リフォームの工法を費用だけで決めない
費用の安い工法を選んでも、劣化の原因が残っていれば、短期間で不具合が再発する可能性があります。
現地調査では、外壁表面だけでなく、シーリング、窓まわり、土台水切り、配管貫通部なども確認してもらいましょう。
塗装、カバー工法、張替えの複数案を比較し、その工法を提案する理由まで説明してもらうことが大切です。
新潟の気候を考えた外壁張替え
気象庁が公表する新潟観測地点の1991~2020年の平年値では、年間降水量は1,845.9ミリです。
新潟では、年間を通した雨に加え、冬の雪、強風、凍結と融解の繰り返しなども外壁に影響します。
外壁材を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。
・雨や雪に対する耐久性
・凍害への配慮
・金属外壁の場合のサビ対策
・シーリングの必要性
・将来の塗装や補修方法
・地域の気候に合った施工実績
まとめ|外壁の状態に合ったリフォーム方法を選びましょう
外壁リフォームの張替えは、既存外壁を撤去し、透湿防水シートや下地の状態を確認しながら新しい外壁材を施工する工事です。
大きなひび割れ、広範囲の反りや剥がれ、外壁材の崩れ、雨漏り、下地の腐食などがある場合は、塗装だけでは直せない可能性があります。
一方、色あせや軽度のチョーキングが中心で、外壁材に十分な強度が残っていれば、外壁塗装で対応できる場合もあります。
外壁塗装、カバー工法、張替えには、それぞれ適した劣化状態があります。外壁の見た目や費用だけで工法を決めず、専門業者の現地調査を受けてから判断することが重要です。
新潟市・五泉市・阿賀野市で屋根修理や外壁リフォームをご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
屋根や外壁のひび割れ、剥がれ、雨漏りなどでお困りの方は、新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店「やねかべ家」へご相談ください!

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