新潟で外壁の凍害が起こる原因は?症状・補修方法・雪国での対策を解説
2026.08.31

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店 やねかべ家です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「新潟の冬を越したら外壁がボロボロになっていた」
「外壁の表面が剥がれているけれど、凍害なの?」
「雪国では外壁の傷み方が違うの?」
このように気になっていませんか。
新潟の住宅では、雪や雨で外壁が濡れたあと、気温の低下によって水分が凍り、その後気温が上がると融けることがあります。
外壁材が水分を含んだ状態で、この**凍結と融解が繰り返されることによって、外壁材の剥がれや欠けなどにつながる現象が「凍害」**です。
この記事では、新潟で外壁の凍害が起こる仕組み、見逃したくない症状、補修方法、雪国で外壁を長持ちさせるための対策について解説します。
外壁の剥がれやひび割れが気になっている方、外壁塗装や外壁リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
新潟で注意したい外壁の「凍害」とは?
外壁の劣化というと、紫外線や雨風による色褪せ・塗膜劣化などをイメージする方が多いかもしれません。
しかし、新潟のような雪が降る地域では、冬の凍結と融解にも注意が必要です。
新潟の外壁で凍害が起こる仕組み
外壁の凍害とは、外壁材に含まれた水分が凍結と融解を繰り返すことで、外壁材が徐々に傷んでいく現象です。
特に窯業系サイディングなどでは、経年劣化によって表面の塗膜が傷んだり、ひび割れやシーリングの劣化などが発生したりすると、水分の影響を受けやすくなる場合があります。
外壁材が水分を含んだ状態で凍結すると、水分の凍結による体積膨張の圧力が外壁材内部にかかります。
この凍結と融解が繰り返されることで、外壁表面の剥離や基材の劣化につながることがあります。
金属サイディングメーカーのニチハでも、寒冷地では外壁表面に付着した水分が凍結と融解を繰り返すことで、基材の劣化(凍害)が懸念されると説明しています。
ニチハ株式会社「金属製外壁材・耐凍害性能」
外壁材メーカーでも、窯業系サイディングについて凍結と融解を繰り返す耐凍結融解性能試験を行っており、寒冷地で使用する外壁材にとって重要な性能の一つとなっています。
一度凍るだけではなく「凍結融解の繰り返し」に注意
凍害でポイントになるのは、単に外壁が一度凍ることではありません。
「濡れる → 凍る → 融ける」
という状態を繰り返すことで、外壁材への負担が蓄積していきます。
もちろん、新潟だからといって、すべての住宅に凍害が発生するわけではありません。
外壁材の状態や吸水状況、施工状態、水分が集まりやすい場所かどうかなど、複数の条件が関係します。
新潟で外壁の凍害に注意したい理由
新潟市秋葉区の新津では、気象庁の1991~2020年の平年値で、
1月:日最高気温4.7℃・日最低気温-1.3℃
2月:日最高気温5.5℃・日最低気温-1.8℃
となっています。
また、降雪の深さの合計は、1月104cm、2月86cmです。
平年値で見ると、冬の日中は0℃を上回る一方で、最低気温は0℃を下回ります。
そのため、雪や雨、雪解け水などで外壁材が濡れている条件では、凍結と融解が起こる可能性があります。
新潟の外壁リフォームでは、紫外線や雨だけでなく、こうした冬の環境まで考えて外壁の状態を確認することが大切です。
新潟の住宅で外壁の凍害が起こりやすくなる原因
凍害は「寒いから発生する」という単純なものではありません。
水分・外壁の劣化・低温などの条件が重なることでリスクが高まります。
外壁材が水分の影響を受けている
凍害が発生するうえで大きなポイントになるのが水分です。
外壁のひび割れや表面の剥がれなどがあると、外壁材が水分の影響を受けやすくなることがあります。
表面だけでなく、外壁材の切断面や接合部分などの状態にも注意が必要です。
塗膜やシーリングが劣化している
窯業系サイディングでは、目地部分にシーリング材が使用されている住宅が多くあります。
シーリングに、
・ひび割れ
・肉やせ
・剥離
・隙間
などが発生すると、水分が入り込む原因になる場合があります。
外壁を見るときは色褪せやチョーキングだけでなく、目地や窓まわりのシーリングも一緒に確認しましょう。
雪や雪解け水が外壁へ長く接している
積もった雪が外壁に長時間接している場所も注意したいポイントです。
特に、
・外壁の下部
・建物の北側
・屋根から雪や雨水が落ちる場所
・除雪した雪を置く場所
などは水分の影響を受けやすくなる場合があります。
雪が融けたあと再び気温が下がると、外壁材の状態によっては凍結融解を繰り返すことがあります。
日当たりが悪く乾きにくい
北面や隣家との間隔が狭い場所などは、日当たりや風通しの条件によって外壁が乾きにくい場合があります。
水分が長く残りやすい場所は、住宅全体を一律に見るのではなく、重点的に状態を確認することが大切です。
窓まわりや外壁下部など一部分だけ傷んでいる
窓の下や外壁下部、屋根と外壁の取り合いなど、一部分だけ劣化が進んでいる場合もあります。
このような場合は「古くなったから」と判断するだけでなく、雨水や雪解け水が集まる原因がないか確認する必要があります。
新潟の外壁凍害で現れる症状
春になり雪が融けたら、外壁を地上から確認してみましょう。
外壁表面の剥がれ・めくれ
凍害などによって外壁表面が薄く剥がれたり、表面層がめくれたりする場合があります。
毎年同じ場所が剥がれるような場合は、塗り直すだけではなく、水分が集まる原因まで確認しましょう。
外壁の欠け・崩れ・ボロボロ
窯業系サイディングの表面が欠けたり、層状に剥がれたり、ボロボロと崩れたりしている場合は、塗膜だけでなく外壁材の基材そのものが傷んでいる可能性があります。
基材まで劣化している場合、塗料を塗るだけでは失われた強度を元に戻すことはできません。
膨れ・反り・ひび割れ
外壁の膨れ、反り、ひび割れも確認したい症状です。
これらは凍害以外の原因でも発生するため、見た目だけで「凍害」と断定することはできません。
複数の症状が同じ場所に集中している場合には、外壁への水分の影響も含めて詳しく調査することをおすすめします。
外壁下部・窓の下・北面を確認する
自宅で確認するときは、
外壁下部・窓の下・北面・雪が溜まりやすい場所
などを重点的に見てみましょう。
ただし、2階など高い場所を確認するために脚立へ上ったり、屋根へ上ったりする必要はありません。
高所は危険なため、専門業者へ点検を依頼してください。
新潟で外壁に凍害が起きたときの補修方法
凍害が疑われる外壁は、症状の程度によって補修方法が変わります。
「外壁が剥がれているから塗装すればいい」とは限りません。
まずは外壁材そのものが健全かどうかを確認することが重要です。
外壁材の基材が健全なら部分補修・塗装ができる場合も
劣化が主に表面の塗膜にとどまり、外壁材そのものに大きな剥離や崩れがなく、基材の健全性が保たれている場合には、必要な下地処理や部分補修をしたうえで塗装できる場合があります。
一方、外壁材が吸水などによって弱くなり、基材まで剥離・崩壊している場合は、塗装をしても外壁材そのものの強度が回復するわけではありません。
そのため、塗装できるかどうかは事前の診断が重要です。
凍害が一部分なら外壁材の部分張り替え
外壁材の傷みが一部分に限定されている場合は、傷んだサイディングを部分的に張り替える方法があります。
ただし、築年数が経過している住宅では、同じ外壁材がすでに生産終了している場合があります。
その場合、同じ柄や色を完全に合わせられないこともあるため、事前確認が必要です。
劣化が広い場合は外壁の張り替え
外壁全体で基材の劣化が進んでいる場合や、下地・防水部分まで確認する必要がある場合には、既存外壁を撤去して新しい外壁材へ張り替える方法があります。
張り替えは既存外壁を撤去するため、下地や防水部分、土台などの状態を確認しやすいという特徴があります。メーカーも、下地などの傷みが想定される場合には張り替えをリフォーム方法の一つとして紹介しています。
金属サイディングによるカバー工法
既存外壁や下地の状態に問題が少ない場合には、既存外壁の上から金属サイディングを施工するカバー工法も選択肢になります。
金属サイディングには、表面材に鋼板を使用し、表面材そのものが水分を吸収しないことで、耐凍害性を特徴としている製品があります。
ただし、金属サイディングが凍害に強いことと、建物全体が水の影響を受けなくなることは別です。
窓まわり、シーリング、防水層、下地などに不具合があれば、それぞれ適切な処置が必要です。
また、カバー工法はどの外壁にも施工できるわけではありません。
メーカーの重ね張りリフォームでも、下地診断を行い、既存外壁のひび割れなどを補修してから施工する流れが示されています。建物の状態によっては重ね張りができない場合もあります。
凍害によって既存外壁が大きく崩れていたり、下地の腐食や雨水の浸入が疑われたりする場合には、張り替えの方が適しているケースもあります。
雪国・新潟で外壁の凍害を防ぐための対策
凍害対策で大切なのは、外壁材が水分の影響を受け続ける状態をできるだけ防ぐことです。
外壁のひび割れや剥がれを早めに確認する
小さなひび割れや剥がれでも、放置することで傷みが広がる場合があります。
異常を見つけたら、すぐに塗装すると判断するのではなく、なぜその部分が傷んでいるのかを確認しましょう。
シーリングを定期的に点検する
サイディング目地や窓まわりのシーリングは、雨水対策で重要な部分です。
ひび割れ、剥離、隙間などがないか確認しておきましょう。
雪が溜まりやすい場所は春にチェック
雪が外壁へ長時間接していた場所や、雪解け水が集まりやすい場所は、雪が融けた春に状態を確認するのがおすすめです。
毎年同じ場所だけ傷む場合には、雪や雨水の流れに原因がないか確認する必要があります。
新潟の環境に合った外壁材を選ぶ
外壁リフォームでは、色やデザイン、価格だけでなく、
耐候性・耐凍害性・メンテナンス方法
なども確認しましょう。
窯業系サイディングでも耐凍結融解性能を考慮した製品があり、金属サイディングでも耐凍害性を特徴とする製品があります。
大切なのは「どの素材なら絶対に凍害が起きない」と考えるのではなく、住宅の状態や立地、積雪環境、施工方法まで含めて外壁材を選ぶことです。
冬を迎える前に外壁を点検する
秋のうちに、
・外壁の剥がれ
・ひび割れ
・シーリングの劣化
・外壁下部の傷み
などを確認しておけば、冬になる前に必要な補修を検討できます。
また、外壁の状態を写真で残しておくと、翌年以降の変化を比較しやすくなります。
国土交通省では、新築時の図面だけでなく、建築後の点検結果や修繕・リフォームの記録などを保存・蓄積したものを「住宅履歴情報」として紹介しており、その後の維持管理に活用できるとしています。
外壁についても、点検した日や補修内容、施工前後の写真などを残しておくと、将来のメンテナンスを考える際に役立ちます。
まとめ|新潟で外壁の凍害を見つけたら早めに状態を確認しよう
新潟の外壁では、外壁材に水分が入り込んだ状態で凍結と融解を繰り返すことで、凍害につながる場合があります。
特に、
外壁表面の剥がれ・欠け・崩れ・膨れ・反り
などが見られる場合は、塗膜だけでなく外壁材そのものが傷んでいないか確認することが大切です。
また、凍害した外壁は必ず塗装で直せるわけではありません。
外壁材の基材まで傷んでいる場合には、部分張り替えや全面張り替え、住宅の状態によっては金属サイディングによるカバー工法などを検討します。
そして、傷んだ部分だけを直すのではなく、なぜそこに水分が入り込んだのか、なぜ同じ場所が繰り返し傷むのかまで確認することが再発防止につながります。
「冬を越したら外壁がボロボロになっていた」
「雪解け後に外壁が剥がれていることに気付いた」
「塗装で直せるのか、張り替えが必要なのか分からない」
このような場合は、外壁の表面だけで判断せず、外壁材や下地の状態まで含めて点検してもらいましょう。
新潟市で屋根修理・外壁リフォームでお困りなら、やねかべ家へお気軽にご相談ください!

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