外壁塗装のフッ素塗料は何が違う?シリコン・無機塗料との違いを解説
2026.09.06

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店 やねかべ家です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
外壁塗装を検討していると、
「フッ素塗料はシリコン塗料と何が違うの?」
「無機塗料とフッ素塗料ならどちらがいい?」
「価格が高くてもフッ素塗料を選ぶ価値はある?」
と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装に使われる塗料には、シリコン系、フッ素系、無機系などさまざまな種類があります。商品によって価格や耐候性、低汚染性、防藻・防かび性能などに違いがあります。
ただし、外壁塗装は塗料のグレードだけで決める工事ではありません。
外壁材の種類、下地の状態、シーリング、施工方法、住宅の立地条件、今後何年住む予定なのかまで考えて選ぶことが大切です。
この記事では、外壁塗装に使われるフッ素塗料の特徴、シリコン・無機系塗料との違い、メリット・デメリット、塗料選びのポイントまで分かりやすく解説します。
外壁塗装でフッ素塗料を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装に使われるフッ素塗料とは?違いや特徴をわかりやすく解説
外壁塗装に使われるフッ素塗料は、耐候性を重視した塗料の一つです。
外壁は日射や紫外線、雨、風、気温の変化など屋外環境の影響を受け続けます。
そのため、外壁塗装では建物の美観だけではなく、外壁材を保護するための塗膜性能も重要になります。
ただし、「フッ素塗料」という名称だけで性能を判断するのではなく、メーカー、商品名、仕様、適用できる外壁材などまで確認することが大切です。
外壁塗装のフッ素塗料と一般的な塗料との違いは耐候性
フッ素塗料の大きな特徴の一つが、耐候性を重視した商品が多いことです。
日本建築仕上材工業会では、上塗材について、一般的にはふっ素系、シリコーン系、ウレタン系、アクリル系の順に耐候性が良いと認識されていると説明しています。
ただし、これはあくまで一般的な傾向です。
同じフッ素系でも商品ごとに性能や仕様は異なるため、「フッ素ならすべて同じ性能」と考えることはできません。
外壁塗装で耐候性を重視したい場合に、フッ素塗料は検討しやすい選択肢の一つです。
外壁塗装のフッ素塗料にもさまざまな種類がある
フッ素塗料は一種類ではありません。
商品によって、
- 水性・弱溶剤
- 1液・2液
- 艶あり・艶を抑えたタイプ
- 低汚染性
- 防藻・防かび性
など、仕様や機能が異なります。
また、メーカーによっては、フッ素樹脂と無機成分を組み合わせた無機複合ふっ素樹脂塗料なども販売されています。
そのため、外壁塗装では「フッ素」「無機」というカテゴリー名だけではなく、正式な商品名とメーカーの仕様書を確認することが重要です。
「フッ素なら必ず長持ちする」わけではない
高耐候タイプのフッ素塗料を使用しても、施工条件が適切でなければ本来の性能を十分に発揮できない場合があります。
外壁塗装では、
- 高圧洗浄
- 下地補修
- 適切な下塗り材
- メーカー指定の塗布量
- 塗り重ね乾燥時間
- 気温や湿度などの施工条件
などを守ることが重要です。
つまり、外壁塗装では塗料選びだけではなく、外壁の状態に合わせた下地処理や正しい施工工程が行われるかも確認する必要があります。
外壁塗装のフッ素・シリコン・無機系塗料の違いを比較
外壁塗装で迷いやすいのが、シリコン系、フッ素系、無機系塗料の違いです。
単純に「価格の高い塗料ほど良い」と判断するのではなく、予算や求める性能、住宅の状態、今後の住まい方まで含めて比較しましょう。
| 比較項目 | シリコン系塗料 | フッ素系塗料 | 無機系塗料 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 比較的抑えやすい傾向 | 高めの傾向 | 高めの商品が多い |
| 耐候性 | バランス型の商品が多い | 高耐候タイプが多い | 高耐候タイプが多い |
| 特徴 | 費用と性能のバランス | 耐候性を重視 | 高耐候性・低汚染性などを特徴とする商品がある |
| 選び方 | 費用とのバランスを重視 | メンテナンス周期を長くしたい | 商品ごとの性能や仕様を確認したい |
※価格・性能・機能はメーカー、商品、仕様、施工条件によって異なります。
フッ素塗料とシリコン塗料の違い
シリコン系塗料は、価格と性能のバランスを取りやすい商品が多くあります。
一方、フッ素系塗料は、シリコン系塗料より材料価格が高くなる傾向がありますが、高い耐候性を特徴とする商品が多くあります。
初期費用をできるだけ抑えたい場合はシリコン系、今後も長く住み続ける予定で耐候性を重視したい場合はフッ素系、という考え方も一つの基準です。
ただし、実際の塗料選びではメーカーや商品ごとの性能を確認することが重要です。
フッ素塗料と無機系塗料の違い
一般に「無機塗料」「無機系塗料」と呼ばれる製品には、無機成分と有機成分を組み合わせたハイブリッドタイプなど、さまざまな設計の商品があります。
高い耐候性や低汚染性を特徴とする商品もありますが、「無機だから必ずフッ素より高性能」というわけではありません。
実際に、フッ素樹脂と無機成分を組み合わせた製品も存在します。
そのため、
シリコン → フッ素 → 無機
と単純な一直線のグレードで考えるのではなく、商品ごとの性能や適用下地、メーカーの仕様を比較することが大切です。
塗料価格だけでなく将来のメンテナンスも考える
外壁塗装に必要なのは塗料代だけではありません。
一般的には、
- 足場
- 高圧洗浄
- 養生
- 下地処理
- シーリング
- 付帯部塗装
などの費用も必要になります。
そのため、塗料価格だけを比較しても、住宅にかかる将来の維持費までは判断できません。
今後20年、30年と住み続ける予定なら、今回の工事費だけではなく、今後どのようなメンテナンスが必要になるのかまで考えることが大切です。
外壁塗装でフッ素塗料を選ぶメリット・デメリット
フッ素塗料にはメリットがある一方で、すべての住宅に必要な塗料ではありません。
住宅の状態と今後の住み方を考えて選びましょう。
メリット1|高い耐候性を特徴とする商品が多い
フッ素塗料には、紫外線や雨など屋外環境による塗膜の劣化に対して、高い耐候性を特徴とする商品があります。
特に日射を受けやすい外壁面では、経年によって色あせや艶の低下などが目立つことがあります。
外壁の美観や塗膜性能をできるだけ長く維持したい場合、フッ素塗料は検討しやすい選択肢です。
メリット2|塗り替え回数を減らせる可能性がある
高耐候タイプの塗料を選び、適切に施工することで、次回の外壁塗装までの期間を長くできる可能性があります。
外壁塗装では塗料代以外に足場費用などもかかるため、メンテナンス回数を抑えられれば長期的な負担軽減につながる場合があります。
ただし、実際の塗り替え時期は塗料だけでは決まりません。
外壁材、シーリング、下地、立地環境なども確認する必要があります。
メリット3|低汚染性や防藻・防かび性能を持つ商品もある
フッ素塗料の中には、低汚染性、防藻、防かびなどの機能を備えた商品があります。
日当たりや風通し、周辺環境によっては、外壁に藻や汚れが目立つことがあります。
住宅の環境に合わせて、必要な機能を確認するとよいでしょう。
デメリット1|初期費用が高くなりやすい
フッ素塗料は、シリコン系塗料と比べると材料価格が高くなる傾向があります。
そのため、数年以内に売却や建て替えを予定している住宅では、高耐候タイプの塗料へ費用をかけるメリットが小さい場合があります。
塗料選びでは、今後何年間その住宅に住む予定なのかも重要です。
デメリット2|外壁そのものが傷んでいる場合は塗装で解決できない
外壁材そのものに大きな傷みがある場合は、フッ素塗料を塗るだけでは解決できません。
たとえば、
- 外壁材の大きな反り
- 割れ
- 腐食
- 下地の傷み
- 雨水の浸入
などがある場合は、補修や張り替え、外壁カバー工法などを検討した方がよいケースがあります。
そのため、塗料を決める前に、まず外壁の状態を診断することが重要です。
フッ素塗料がおすすめな住宅・おすすめしない住宅
フッ素塗料は、今後も長く住み続けたい住宅や、外壁のメンテナンス回数をできるだけ抑えたい場合に検討しやすい塗料です。
一方、住宅の将来計画によっては、ほかの塗料が適している場合もあります。
今後も長く住む予定の住宅
今後も長期間住み続ける予定なら、耐候性を重視したフッ素塗料を選ぶメリットがあります。
外壁塗装を一度の工事費だけで考えず、住宅を維持していくための長期的な費用として考えることがポイントです。
メンテナンス回数をできるだけ抑えたい方
足場の設置や工事期間をできるだけ少なくしたい方にも、フッ素塗料は選択肢になります。
ただし、外壁だけを高耐久仕様にすればよいとは限りません。
屋根やシーリングのメンテナンス時期にも注意
外壁だけを高耐候仕様にしても、屋根やシーリングが先に劣化すれば、再び足場が必要になる場合があります。
そのため、屋根・外壁・シーリングなどのメンテナンス時期をできるだけ合わせることも、住宅を効率よく維持する方法の一つです。
国土交通省の長期優良住宅制度でも、認定住宅については維持保全計画に基づいて定期的な点検や必要な修繕などを行うことが示されています。
外壁塗装でも、塗料だけを見るのではなく、住宅全体の今後のメンテナンス計画を考えることが大切です。
建て替え・売却予定がある住宅
数年後に建て替えや売却を予定している場合は、フッ素塗料が必ずしも最適とは限りません。
住宅をあと何年使用する予定なのかを施工会社へ伝えたうえで、必要な性能と予算のバランスを考えましょう。
塗装より補修を優先した方がよい住宅もある
外壁材に大きな割れ、反り、腐食などがある場合は、塗装より補修や外壁カバー工法、張り替えを優先した方がよいことがあります。
「どの塗料を塗るか」を決める前に、そもそも塗装できる状態なのかを確認することが重要です。
新潟でフッ素塗料を選ぶときに確認したいポイント
新潟で外壁塗装を行う場合は、塗料性能だけではなく、住宅の立地や外壁の状態も確認しましょう。
メーカー名と正式な商品名を確認する
見積書には「フッ素塗料一式」だけではなく、メーカー名と正式な商品名を記載してもらうことをおすすめします。
商品名が分かれば、
- 適用できる外壁材
- 下塗り材
- 塗布量
- 乾燥時間
- 低汚染性
- 防藻・防かび性
などをメーカーのカタログや仕様書で確認できます。
下塗り材まで確認する
外壁塗装では上塗り材だけでなく、下塗り材も重要です。
窯業系サイディング、モルタル、金属外壁など、外壁材によって適した下塗り材は異なります。
上塗り塗料だけではなく、どの下塗り材を使用するのかまで確認しましょう。
シーリングや下地補修も確認する
高耐候なフッ素塗料を使用しても、シーリングや外壁下地が先に傷めば、住宅全体として適切なメンテナンスにはなりません。
見積書を見るときは、
- シーリング工事
- ひび割れ補修
- 外壁材の補修
- 釘やビスの補修
- 下地処理
などの内容も確認しましょう。
新潟の雨や雪など住宅環境を考える
気象庁の新津観測地点の1991~2020年平年値では、年間降水量は1,877.1mm、降雪の深さの年間合計は249cmです。
新潟の住宅は雨や雪、湿気、日射など、さまざまな屋外環境の影響を受けます。
同じ住宅でも、日射を受けやすい面では色あせや艶の低下が目立ち、日当たりや風通しの条件によっては藻や汚れが目立つこともあります。
そのため、外壁塗装では一部分だけを見るのではなく、住宅全体の状態を確認して塗料を選ぶことが大切です。
塗料のグレードだけで施工会社を選ばない
高性能な塗料を使用しても、外壁の状態に合った下地処理や施工方法が行われなければ、本来期待される性能を十分に発揮できない場合があります。
施工会社を選ぶ際は塗料名だけではなく、
- 現地調査の内容
- 外壁の傷みの説明
- 下地補修
- 使用する下塗り材
- 塗装工程
- メーカー名・商品名
まで確認しましょう。
まとめ|フッ素・シリコン・無機系塗料の違いを理解して選ぼう
外壁塗装のフッ素塗料は、シリコン系塗料と比べて、高い耐候性を特徴とする商品が多くあります。
今後も長く住み続けたい方や、外壁のメンテナンス回数をできるだけ抑えたい方にとって、検討しやすい選択肢の一つです。
一方、無機系塗料にも高耐候の商品があり、フッ素樹脂と無機成分を組み合わせた製品もあります。
そのため、
「シリコン・フッ素・無機のどれが一番上なのか」
だけで塗料を選ぶことはおすすめできません。
住宅の状態、外壁材、下地、シーリング、予算、立地環境、今後何年間住む予定なのかまで考えて選ぶことが重要です。
また、外壁材そのものが大きく傷んでいる場合は、塗装より補修や外壁カバー工法、張り替えが適している場合もあります。
まずは住宅の状態をしっかり確認したうえで、必要な工事を判断しましょう。
新潟市で屋根修理・外壁リフォームをご検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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