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外壁リフォームでサイディングを選ぶなら?種類・費用・工法を専門店が解説

2026.08.01

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店「やねかべ家」です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

外壁リフォームを検討するとき、「サイディングにはどのような種類があるのか」「塗装と張り替えのどちらがよいのか」と迷う方は少なくありません。

外壁リフォームに使用するサイディングは、種類によって重さ、耐久性、デザイン、メンテナンス方法が異なります。また、現在の外壁や下地の状態によって、適している工法も変わります。

この記事では、外壁リフォームで使用されるサイディングの種類、塗装・カバー工法・張り替えの違い、費用相場、工期、選び方を解説します。

住宅の状態や新潟の気候に合ったサイディングとリフォーム方法を選ぶための参考にしてください。

新潟市・五泉市・阿賀野市で、サイディングを使った外壁リフォームをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.外壁リフォームで使われるサイディングとは?

サイディングとは、工場で製造された板状の外壁材です。住宅の外側に一枚ずつ張り、継ぎ目や窓まわりをシーリング材や専用部材で防水します。

サイディング外壁の主なリフォーム方法には、既存外壁を塗装する方法、新しい外壁材を重ねるカバー工法、既存外壁を撤去して新しく張り替える方法があります。

外壁表面だけでなく、下地や防水状態まで確認したうえで工法を選ぶことが重要です。

サイディング外壁の基本的な仕組み

現在一般的な外壁通気構法では、サイディングの内側に胴縁による通気層、透湿防水シート、構造用の下地などがあります。日本窯業外装材協会でも、窯業系サイディングの標準工法として外壁通気構法を案内しています。
参考:日本窯業外装材協会「通気構法」

外壁材の内側に入った雨水や湿気を屋外へ排出できるようにし、外壁内部に水分がたまるのを防ぐ仕組みです。

ただし、築年数が経過した住宅には、通気層を設けず、サイディングを下地へ直接留める「直張り工法」が採用されている場合もあります。

直張り工法の外壁では、内部に湿気がたまり、サイディングの反りや塗膜の膨れにつながることがあります。リフォーム前には、既存外壁の構造を確認することが大切です。

張り替え工事では、既存外壁を撤去した後に、胴縁、透湿防水シート、下地などを確認し、傷みがある部分を補修または交換します。

サイディングとモルタル外壁の違い

サイディングは、工場で製造した外壁材を現場で張る工法です。

一方、モルタル外壁は、下地の上にモルタルを塗り、塗装や吹き付けなどで仕上げます。

サイディングは、石目調、レンガ調、木目調などのデザインが豊富で、工場製品のため仕上がりをそろえやすいことが特徴です。

モルタル外壁は、外壁材同士の継ぎ目が少なく、塗り壁ならではの外観をつくれますが、経年によるひび割れには注意が必要です。

外壁リフォームでサイディングが選ばれる理由

サイディングが選ばれる理由は、商品やデザインの選択肢が多いことです。

窯業系、金属系、樹脂系、木質系などから、予算、住宅の状態、周辺環境に合った外壁材を選べます。

特に軽量な金属サイディングは、既存外壁を残して施工するカバー工法にも多く使用されています。既存外壁の撤去範囲を抑えながら、建物の外観を大きく変えられる点もメリットです。

2.外壁リフォームで選べるサイディングの種類

外壁リフォームで使用される主なサイディングには、窯業系、金属系、樹脂系、木質系があります。

外観だけでなく、重さ、耐久性、メンテナンス方法まで比較して選びましょう。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主な原料とする外壁材です。

タイル調、レンガ調、石目調、木目調などデザインが豊富で、多くの住宅に使用されています。

定期的に確認したいのは、表面の塗膜と継ぎ目のシーリングです。色あせ、白化、ひび割れ、欠け、シーリングの剥離などが見られた場合は、早めに点検しましょう。

窯業系サイディングは、塗膜が劣化して水分を吸収すると、凍結と融解の影響によって表面が剥がれる場合があります。

新潟のように雪や雨が多い地域では、外壁の下端、下屋の周辺、雪がたまりやすい場所を重点的に確認することが大切です。

金属サイディング

金属サイディングは、表面の金属板と断熱材を一体化した商品が中心です。

住宅用の商品には、1㎡当たり約3.6~5.6kg程度の製品があり、窯業系サイディングと比べて軽量です。建物への負担を抑えやすいため、外壁カバー工法にも適しています。

断熱材一体型の商品を使用すると、外壁の構成や施工方法によっては断熱性の向上も期待できます。

ただし、住宅全体の断熱性能は、既存壁、断熱材の厚さ、窓、通気層などによって変わります。金属サイディングを施工するだけで、必ず住宅全体の断熱性能が大きく向上するわけではありません。

また、傷、へこみ、切断部や固定部のサビにも注意が必要です。海に近い地域では、塩分の付着も考慮して商品を選びます。

樹脂サイディング

樹脂サイディングは、塩化ビニル樹脂を主な材料とする軽量な外壁材です。

サビが発生せず、凍結による影響を受けにくいことが特徴です。一般的には、サイディング本体同士の継ぎ目にシーリングを使用しない工法が採用されています。

ただし、窓、換気口、配管などの開口部や取り合い部分では、商品仕様に応じた防水処理が必要です。

樹脂サイディングは、塩害や凍害への強さを重視する場合の選択肢になります。一方で、窯業系や金属系と比べると商品数が少なく、施工できる業者も限られる場合があります。

検討する際は、樹脂サイディングの施工実績がある業者かどうかも確認しましょう。

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木や木質材料を使用した外壁材です。

自然な色合いや温かみのある外観が魅力ですが、水分や紫外線の影響を受けます。

製品や表面仕上げによって、再塗装などのメンテナンス方法や時期が異なります。メーカーが指定する維持管理方法を確認しましょう。

軒の出が短い住宅や雨が強く当たる面では、使用する場所や納まりを慎重に検討する必要があります。

サイディング4種類の選び方

デザインの豊富さを重視する場合は、窯業系サイディングが候補になります。

軽さやカバー工法への適性を重視する場合は、金属サイディングが選ばれやすいでしょう。

サビにくさやシーリング部分の少なさを重視する場合は樹脂サイディング、自然な風合いを重視する場合は木質系サイディングが候補です。

外壁リフォームでは初期費用だけでなく、将来必要になる塗装やシーリング補修などの維持費も比較しましょう。

3.サイディング塗装・カバー工法・張り替えの違い

サイディング外壁の主なリフォーム方法は、塗装、カバー工法、張り替えの3種類です。

外壁の表面劣化が中心であれば塗装、既存下地が健全であればカバー工法、内部まで劣化している場合は張り替えが候補になります。

サイディング塗装が向いているケース

外壁塗装は、サイディング本体に大きな反りや崩れがなく、表面の色あせや塗膜の劣化が中心の場合に向いています。

塗装前には外壁材の種類と劣化状態に応じて、洗浄、ひび割れや欠損の補修、シーリング工事、金属部分のサビ処理などを行います。

サイディングが水分を含んで崩れている場合や、下地が腐食している場合は、塗装だけでは直せません。

塗装を行う前には、色あせだけでなく、反り、浮き、欠け、凍害、シーリングの状態まで確認することが重要です。

外壁カバー工法が向いているケース

外壁カバー工法は、既存外壁を残したまま、新しい金属サイディングなどを重ねる方法です。

既存外壁の撤去量を抑えられるため、張り替えと比べて廃材を減らしやすいことがメリットです。

ただし、カバー工法は、新しい外壁材を確実に固定できる下地があり、雨漏りや内部腐食の原因を事前に確認・補修できることが前提です。

雨漏りの原因を確認しないまま新しい外壁材を重ねると、内部の劣化を隠してしまうおそれがあります。

下地の腐食が広範囲に及んでいる場合は、カバー工法ではなく張り替えが必要になることがあります。

また、窓、ベランダ、換気フード、配管まわりの納まりによっては、カバー工法が適さない場合もあります。

防火地域や準防火地域などでは、外壁材だけでなく、下地や断熱材などを含めた防耐火認定の仕様を確認する必要があります。

サイディング張り替えが必要なケース

サイディングの張り替えは、既存外壁を撤去し、透湿防水シートや下地を確認してから、新しい外壁材を施工する方法です。

次のような症状がある場合は、張り替えを検討します。

・サイディングの大きな反りや崩れ
・広範囲に発生した凍害
・外壁内部や下地の腐食
・雨漏り
・外壁材の固定が難しい状態
・外壁内部を確認して補修する必要がある状態

張り替えは既存外壁の撤去費用がかかりますが、下地や防水部分まで確認し、傷んだ箇所を根本から直せることが大きなメリットです。

外壁の状態に合った工法を選ぶ

やねかべ家の現地調査では、「塗装で直したい」というご相談でも、サイディングの下端が水分を含んで崩れているケースがあります。

雪がたまりやすい場所では、外壁材が水分を吸収し、凍結と融解を繰り返すことで表面が剥がれることがあります。

塗装できない状態のサイディングに塗料を塗っても、短期間で剥がれる可能性があります。

工事方法を決める前に、外壁材、シーリング、開口部、下地、防水状態を確認しましょう。

4.サイディング外壁リフォームの費用相場と工期

以下は、延床面積約30坪、外壁面積約120~150㎡程度の2階建て住宅を想定した概算です。

実際の費用は、外壁面積、使用する商品、建物の形、下地補修、付帯工事、足場の設置条件などによって大きく変わります。

見積書では、消費税、足場、シーリング、付帯部工事などが含まれているかを確認しましょう。

サイディング塗装の費用と工期

外壁塗装の費用は、約80万~140万円が目安です。

工期は、約2~3週間です。

費用には、足場、高圧洗浄、下地補修、シーリング、下塗り、中塗り、上塗り、付帯部塗装などが含まれます。

補修範囲や使用する塗料によって、金額は変わります。

外壁カバー工法の費用と工期

外壁カバー工法の費用は、約160万~260万円が目安です。

工期は、約3~4週間です。

費用には、足場、下地調整、胴縁、新しいサイディング、窓まわりの役物、シーリング、防水処理、付帯部工事などが含まれます。

住宅の形が複雑な場合や、窓、ベランダ、換気フード、配管が多い場合は、加工する箇所が増えるため費用も高くなる傾向があります。

サイディング張り替えの費用と工期

サイディング張り替えの費用は、約200万~350万円が目安です。

工期は、約3~5週間です。

既存外壁の撤去費、処分費、透湿防水シート、胴縁、下地補修、新しいサイディングの施工費などが必要です。

柱や構造用の下地まで腐食している場合は、追加の補修費用が発生します。

なお、工期は雨、雪、乾燥時間、下地補修の範囲によって延びる場合があります。

サイディング費用が変わる要因

費用が変わる主な要因は、次のとおりです。

・実際の外壁面積
・使用するサイディングの商品とグレード
・建物の高さや形状
・窓やベランダの数
・換気フードや配管の数
・下地の劣化状態
・シーリングの施工量
・足場の設置条件
・軒天、雨樋、破風などの付帯工事

同じ延床面積の住宅でも、建物の形状や施工箇所によって見積金額は変わります。

見積書で確認したいポイント

サイディング工事の見積書では、次の項目を確認しましょう。

・サイディングの商品名とメーカー
・施工面積と単価
・足場の費用
・下地補修の内容
・透湿防水シートや胴縁の施工内容
・シーリングや防水処理の範囲
・既存外壁の撤去費と処分費
・窓まわりや配管まわりの役物
・軒天や雨樋などの付帯工事
・保証内容とアフターフォロー

「外壁工事一式」とだけ書かれた見積書では、使用商品や施工範囲を判断できません。

商品名、数量、施工面積、補修範囲が分かる見積書を確認しましょう。

見積内容に不安がある場合は、国土交通大臣指定の住宅相談窓口「住まいるダイヤル」が行う、契約前のリフォーム見積チェックサービスを利用する方法もあります。

5.外壁リフォームで失敗しないサイディングの選び方

サイディングは、外観や工事金額だけで選ばないことが重要です。

住宅の構造、新潟の気候、将来のメンテナンスまで考えて選びましょう。

デザインだけで選ばない

カタログや小さな色見本で見た色と、住宅全体に施工したときの色では、印象が異なる場合があります。

できるだけ大きなサンプルや、実際の施工事例を確認しましょう。

屋根、玄関ドア、窓枠、雨樋との組み合わせも重要です。建物全体で使用する色を3色程度にまとめると、統一感を出しやすくなります。

耐久性とメンテナンス性を確認する

サイディング本体の耐久性だけでなく、表面塗装、シーリング、役物などのメンテナンス時期も確認しましょう。

高耐候の商品でも、切断部、固定部、窓まわりなどの施工が適切でなければ、本来の性能を十分に発揮できません。

外壁材の性能と施工品質の両方が重要です。

保証期間だけで判断せず、保証の対象範囲、免責事項、定期点検の条件も確認しましょう。

カバー工法では外壁材の重さを確認する

外壁カバー工法では、既存外壁の上に新しい外壁材を重ねます。

そのため、建物への負担を抑えやすい軽量な金属サイディングが多く使用されています。

ただし、軽い外壁材であっても、下地の強度や固定方法の確認は必要です。

住宅の状態を調べず、すべての建物に同じカバー工法を採用することはできません。

新潟の雨・雪・凍結に合わせる

気象庁が公表する新潟観測点の1991~2020年の平年値では、年降水量は1,845.9mm、降雪の深さの年合計は139cmです。参考:気象庁「新潟の平年値(年・月ごとの値)」

新潟の外壁は、雨、雪、湿気、凍結の影響を受けやすい環境にあります。

窯業系サイディングでは、雪がたまりやすい土台まわり、下屋まわり、ベランダまわりなどを確認しましょう。

塗膜やシーリングが劣化した外壁材が水分を吸収すると、凍結と融解によって表面が剥がれる場合があります。

金属サイディングでは、傷、切断部、固定部のサビ対策が重要です。

樹脂サイディングは、サビや凍害への強さを重視する場合の選択肢になります。

サイディング施工の実績がある業者に相談する

外壁リフォームには、サイディングの知識だけでなく、防水、板金、シーリング、窓まわりの納まりに関する知識も必要です。

国土交通省の「既存住宅インスペクション・ガイドライン」は、主に中古住宅売買時に行う現況検査を対象とし、目視や計測などによって建物の劣化事象を確認する考え方を示した資料です。

外壁リフォーム専用の施工基準ではありませんが、リフォーム前にも見た目だけで判断せず、外壁材、シーリング、開口部、下地などを調査することが重要です。

サイディング工事を依頼するときは、現地調査の内容、使用商品の説明、施工事例、保証内容まで確認しましょう。

まとめ|外壁リフォームでサイディングを選ぶポイント

外壁リフォームで使用されるサイディングには、窯業系、金属系、樹脂系、木質系があります。

それぞれ重さ、耐久性、デザイン、メンテナンス方法が異なります。外観や初期費用だけでなく、将来の補修費用まで考えて選ぶことが大切です。

サイディング本体の傷みが軽い場合は塗装、既存下地が健全で新しい外壁材を固定できる場合はカバー工法、下地や防水部分まで傷んでいる場合は張り替えが候補になります。

外壁リフォームの工法は、建物の状態を確認したうえで判断しましょう。

新潟では、雨や雪が当たりやすい場所、雪がたまりやすい場所、凍害が発生している場所を重点的に確認する必要があります。

新潟市・五泉市・阿賀野市で屋根修理や外壁リフォームをご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

外壁材の種類や工事方法でお悩みの方は、新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店「やねかべ家」へご相談ください。

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