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古民家の屋根リフォームはどうする?工法・費用・失敗しない選び方を専門店が解説

2026.08.10

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店 やねかべ家です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

「古民家の屋根リフォームは、瓦を残したほうがいいの?」「雨漏りしている古い屋根は、全部葺き替えなければならないの?」「費用はどのくらいかかるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

古民家の屋根リフォームでは、屋根材だけでなく、防水シート(下葺き材)や野地板、垂木などの状態まで確認することが重要です。瓦がきれいに見えていても、屋根内部が傷んでいる場合があります。

この記事では、古民家の屋根リフォームが必要になる症状、部分補修・葺き直し・葺き替え・カバー工法の違い、費用の目安、瓦を残す場合と軽い屋根へ変更する場合の考え方を解説します。

古民家の屋根リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

1.古民家の屋根リフォームが必要になる症状

古民家の屋根リフォームでは、屋根の表面だけでなく内部まで確認することが大切です。

築年数が長い住宅では、瓦そのものより先に防水部分や木下地が劣化している場合があります。

瓦の割れ・ずれ・棟の崩れ

古民家の瓦屋根では、瓦の割れ、ずれ、欠け、棟瓦の崩れなどが代表的な劣化症状です。

瓦が大きくずれたり割れたりすると、瓦の下へ雨水が入り込む量が増え、防水シートなどの劣化状況によっては雨漏りにつながる可能性があります。

また、棟部分が崩れていたり瓦の固定状態に問題があったりする場合は、強風や地震などによって被害が広がる可能性があります。

2022年1月1日から、建築基準法に基づく瓦屋根の緊結方法に関する基準が強化されました。新築時などの瓦屋根では、原則としてすべての瓦を緊結するなど、より強い風に対応した施工方法が求められています。

ただし、この基準強化によって既存の古民家の瓦屋根を直ちにすべて改修しなければならないという意味ではありません。既存住宅では、屋根の状態や固定方法を確認したうえで必要な対策を検討することが大切です。

国土交通省「瓦屋根の緊結方法が強化されます」

古民家では下地の劣化にも注意

古民家では、瓦の下にある防水シート、野地板、垂木などが傷んでいる場合があります。

地上から見ると大きな問題がないように見えても、屋根裏を確認すると雨染みや木材の傷みが見つかるケースもあります。

そのため、雨漏りしているからといって、割れた瓦だけを交換すれば必ず直るとは限りません。

雨水がどこから入り、屋根内部がどこまで傷んでいるのかを確認してから工事方法を決めることが重要です。

2.古民家の屋根リフォームで選べる4つの工法

古民家の屋根リフォームには、主に「部分補修」「葺き直し」「葺き替え」「カバー工法」があります。

建物の状態や今後何年住み続けるのかによって、適した工法は異なります。

部分補修

瓦が数枚割れている、棟の一部分だけが傷んでいるなど、劣化範囲が限定されている場合は部分補修を検討できます。

工事範囲を小さくできるため、費用を抑えやすいことがメリットです。

ただし、防水シートや下地まで広範囲に劣化している屋根には適していません。

葺き直し

葺き直しとは、既存の瓦を一度取り外し、防水シートや必要な下地を補修してから、再利用できる瓦を戻す工法です。

現在の瓦を生かせるため、古民家らしい外観を残しやすいことが大きなメリットです。

瓦の状態が良く、建物の雰囲気をできるだけ変えたくない場合には有力な選択肢になります。

葺き替え

葺き替えは既存の屋根材を撤去し、下地を確認・補修したうえで新しい屋根材を施工する方法です。

瓦から新しい瓦へ交換する方法だけでなく、ガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材へ変更することもできます。

雨漏りが複数箇所で発生している場合や、下地の劣化が広範囲に及んでいる場合には、屋根全体を確認できる葺き替えが有力な選択肢になります。

カバー工法

カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工する方法です。

主に金属屋根やスレート屋根などで検討される工法で、瓦屋根に一般的なカバー工法をそのまま施工することは難しいため注意が必要です。

古民家だからカバー工法ができる・できないと判断するのではなく、現在の屋根材や下地の状態を確認する必要があります。

工法 特徴 向いている状態
部分補修 傷んだ部分を修理 劣化が限定的
葺き直し 瓦を再利用して下地を改修 瓦を残したい
葺き替え 既存屋根を撤去して新設 劣化が広範囲
カバー工法 既存屋根の上から新設 施工条件を満たす屋根

3.古民家の屋根リフォームにかかる費用の目安

古民家の屋根リフォーム費用は、屋根面積、工法、屋根材、屋根形状、下地の状態などによって大きく変わります。

部分補修であれば数万円~数十万円程度から検討できますが、葺き直しや葺き替えなど屋根全体を施工する場合は100万円を超えることも珍しくありません。

屋根面積が大きい古民家や、野地板・垂木などの補修が必要な場合には、200万円以上になることもあります。

特に葺き替えでは、既存瓦の撤去・処分、防水シート、野地板などの下地補修、新しい屋根材、板金工事、足場など、さまざまな費用が必要になります。

古民家は一般的な住宅より屋根が大きかったり、複雑な形状だったりすることがあります。そのため、「建物が30坪だから屋根工事は○万円」と坪数だけで判断することはおすすめできません。

正確な費用を把握するには、現地調査によって実際の屋根面積や下地の状態を確認することが重要です。

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4.古民家は瓦を残す?軽い屋根へ葺き替える?

古民家の屋根リフォームでは、「既存の瓦を残すか」「軽量な屋根材へ変更するか」が大きな判断ポイントになります。

瓦を残せば、古民家らしい重厚感のある外観を維持しやすくなります。既存瓦の状態が良ければ、葺き直しによって再利用できる可能性もあります。

一方、瓦から金属屋根などへ変更すると、屋根重量を軽減できます。

屋根の軽量化は建物に作用する地震時の力を小さくする方向に働きますが、屋根を軽くするだけで建物全体の耐震性が十分になるとは限りません。

特に古民家では、基礎、柱、壁、接合部など建物全体の状態も考える必要があります。

「瓦屋根だから危険」「金属屋根にすれば必ず地震に強くなる」と単純に判断せず、建物の状態を確認して選びましょう。

新潟では雪対策も重要

新潟市周辺で古民家の屋根リフォームを行う場合は、雪への対策も重要です。

瓦から金属屋根へ変更すると屋根表面の性質が変わり、屋根の形状や勾配、積雪状況などによっては雪が滑り落ちやすくなることがあります。

そのため、雪止めの配置だけでなく、軒先や雨樋、玄関、隣地などへの落雪リスクも考えて屋根を設計する必要があります。

気象庁では、新潟地点の降雪や積雪などの平年値も公開しています。地域の気候条件を踏まえて屋根材や雪対策を検討することが大切です。

気象庁「新潟(新潟県)平年値」

5.古民家の屋根リフォームで失敗しないための選び方

古民家の屋根リフォームでは、工事金額だけで施工会社を選ばないことが重要です。

築年数の長い住宅では、屋根材を撤去して初めて下地の傷みが分かることがあります。

見積りを比較するときは、屋根材の金額だけでなく、既存屋根の撤去・処分、下地補修、防水シート、板金・役物、雪止め、足場など、どこまで工事に含まれているのか確認しましょう。

また、最初から「全部葺き替えましょう」と決めるのではなく、屋根の状態に応じて部分補修、葺き直し、葺き替えなどを比較することも大切です。

「古民家らしい外観を残したい」「これから20年以上安心して暮らしたい」「屋根を軽量化したい」など、目的によって適した工法は変わります。

新潟市周辺では積雪や雨、強風など地域特有の条件も考慮する必要があります。古い屋根の構造を確認し、瓦工事と板金工事を比較しながら提案できる専門店へ相談すると判断しやすくなります。

まとめ|古民家の屋根リフォームは建物に合った工法を選ぼう

古民家の屋根リフォームには、部分補修、葺き直し、葺き替え、カバー工法などがあります。

瓦の状態が良ければ、既存瓦を生かした葺き直しを検討できます。一方、雨漏りや下地の劣化が広範囲に進んでいる場合には、葺き替えが適していることもあります。

大切なのは、「古いから全部交換する」「瓦だから必ず残す」と最初から決めつけないことです。

瓦、防水シート、野地板、垂木、雨漏りの状況を調査し、建物の状態、予算、外観、今後住む年数などを考えて工法を選びましょう。

新潟市・五泉市・阿賀野市で古民家の屋根リフォームや雨漏り修理をご検討の方は、やねかべ家へお気軽にご相談ください!

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