外壁塗装が剥がれる原因は?放置するリスクと正しい補修方法を解説
2026.08.26

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店 やねかべ家です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「外壁の塗装がポロポロ剥がれてきた」
「塗装してから数年しか経っていないのに剥がれている」
「外壁塗装の剥がれは放置しても大丈夫?」
このようなお悩みはありませんか。
外壁塗装の剥がれは、紫外線や雨などによる経年劣化だけでなく、下地処理不足、外壁材と塗料の相性、施工条件、外壁内部への雨水侵入など、さまざまな原因で発生します。
外壁塗装の剥がれを見つけたときに大切なのは、剥がれた部分へすぐに新しい塗料を塗ることではありません。
「なぜ塗装が剥がれたのか」を確認し、原因に合った補修を行うことが重要です。
この記事では、外壁塗装が剥がれる原因や放置するリスク、正しい補修方法、DIYを避けたほうがよいケース、再発を防ぐためのポイントまで分かりやすく解説します。
外壁の剥がれが気になっている方や、外壁リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.外壁塗装の剥がれとは?まず確認したい症状
外壁塗装の剥がれを見つけた場合は、まず「塗膜だけが傷んでいるのか」「外壁材そのものまで傷んでいるのか」を確認することが大切です。
国土交通省の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」で公開されている維持保全計画書の参考様式では、窯業系サイディングの点検項目の例として、割れ・欠損・剥がれ・シーリング材の破断などが挙げられています。
外壁に剥がれが見られる場合は、塗膜だけを見るのではなく、外壁材やシーリングの状態も合わせて確認しましょう。
国土交通省「長期優良住宅化リフォーム推進事業 維持保全計画書 参考様式」
外壁塗装の「剥がれ」「浮き」「膨れ」の違い
外壁には、剥がれ以外にも「浮き」や「膨れ」が発生することがあります。
剥がれは、塗膜が外壁材から離れてめくれたり、ポロポロ落ちたりしている状態です。
浮きは、塗膜が下地から離れ始め、密着性が低下している状態です。
膨れは、塗膜の内側に水分や空気などが入り込み、表面が膨らんで見える状態を指します。
まだ塗膜が落ちていなくても、浮きや膨れが見られる場合は、塗膜の密着性が低下している可能性があります。
外壁材そのものが傷んでいないか確認する
塗膜だけが劣化している場合は、適切な下地処理をしたうえで再塗装できることがあります。
一方で、
- サイディング表面がボロボロになっている
- 大きな反りがある
- 深いひび割れがある
- 欠損している
- 同じ場所で何度も剥がれや膨れが起きている
といった場合は、塗装だけでは十分に補修できない可能性があります。
外壁材まで傷んでいる場合は、部分交換や外壁カバー工法、張り替えなども含めて検討します。
前回の塗装から何年経っているかも確認する
外壁塗装が剥がれたときは、前回の塗装からの経過年数も確認しましょう。
長い年月が経過してから剥がれたのであれば、経年劣化が原因の一つとして考えられます。
一方で、塗装後わずか数年で広範囲に剥がれている場合は、既存塗膜の状態、下地処理、下塗り材の選定、施工条件などを確認する必要があります。
ただし、「数年で剥がれた=施工不良」とは限りません。
雨水侵入や外壁材自体の劣化など、ほかの原因が関係していることもあるため、現地での確認が重要です。
2.外壁塗装が剥がれる主な7つの原因
外壁塗装の剥がれには、さまざまな原因があります。
剥がれている部分だけを塗り直しても、根本的な原因が残っていれば再び剥がれる可能性があります。
① 紫外線や雨などによる経年劣化
外壁は一年中、紫外線、雨、風、気温変化などの影響を受けています。
時間の経過とともに塗膜の性能が低下すると、
- 色あせ
- チョーキング
- ひび割れ
- 浮き
- 膨れ
- 剥がれ
などの劣化症状が現れることがあります。
チョーキングとは、外壁を触ったときに白っぽい粉が手につく現象です。
日本ペイントでも、チョーキングなどの塗膜劣化が進むと、割れや剥がれ、膨れなどにつながる場合があると案内しています。
② 高圧洗浄や下地処理が不十分だった
外壁塗装では、新しい塗料を塗る前の下地処理が非常に重要です。
外壁表面に、
- ホコリ
- コケ
- カビ
- 汚れ
- チョーキングの粉
- 密着していない古い塗膜
などが残った状態で塗装すると、新しい塗膜がしっかり密着しない場合があります。
そのため、高圧洗浄やケレン、脆弱な既存塗膜の除去など、外壁の状態に応じた処理を行う必要があります。
③ 外壁材と下塗り材の相性が合っていない
外壁塗装では、仕上げに使う塗料だけでなく、下塗り材の選定も重要です。
特に窯業系サイディングには、光触媒やフッ素樹脂、親水化処理など、特殊な表面処理が施されている製品があります。
このような外壁では、一般的な下塗り材では十分な付着性を確保しにくい場合があります。
そのため、
「どのメーカーの塗料を使うか」だけではなく、現在の外壁材や既存塗膜に適合する下塗り材・塗装仕様かどうかを確認することが重要です。
日本ペイント「特殊な表面処理をされたサイディングへの塗装について」
④ 乾燥時間や標準使用量など施工条件が適切でない
塗料には、製品ごとにメーカーが定める標準使用量や塗り重ね可能な乾燥時間などの施工条件があります。
例えば、下塗りが十分に乾燥していない状態で次の工程へ進んだり、必要な使用量を確保できなかったりすると、本来の塗膜性能や付着性を十分に発揮できないことがあります。
外壁塗装は「3回塗ったかどうか」だけではなく、
- 使用した製品
- 下地の状態
- 標準使用量
- 塗り重ね時間
- 気温や湿度などの施工条件
まで含めて確認することが重要です。
日本ペイントでも、原則としてメーカー指定の塗装回数や塗装仕様を守る必要があることが案内されています。
⑤ 外壁内部への雨水侵入や水分
同じ場所で何度も塗膜が膨れたり剥がれたりしている場合は、外壁内部へ雨水が入っていないか確認する必要があります。
例えば、
- 窓・サッシまわり
- 外壁目地
- シーリング部分
- ベランダとの取り合い
- 配管・換気口まわり
- 屋根と外壁の取り合い
などから雨水が侵入することがあります。
外壁内部に水分が残った状態で表面だけを再塗装すると、再び膨れや剥がれが発生する可能性があります。
この場合は、塗装より先に雨水の侵入経路を確認して補修することが重要です。
⑥ シーリングや外壁材そのものが劣化している
窯業系サイディングの目地には、シーリング材が施工されています。
シーリングには、建物の動きなどを吸収しながら雨水の侵入を防ぐ役割があります。
シーリングが、
- ひび割れている
- 切れている
- 外壁材から剥離している
- 大きく痩せている
場合は、塗装だけではなくシーリング補修も検討する必要があります。
また、外壁材そのものに反り・割れ・欠損などがある場合は、塗装だけで解決しないこともあります。
⑦ 施工上の問題が関係している場合
外壁塗装をしてから比較的短期間で、広範囲に剥がれが発生している場合は、施工内容についても確認が必要です。
例えば、
- 洗浄不足
- 下地処理不足
- 脆弱な既存塗膜を残した
- 下塗り材の選定が適切でなかった
- 乾燥時間が不足していた
などが剥がれにつながる可能性があります。
ただし、剥がれだけを見て施工不良と断定することはできません。
雨水侵入や既存塗膜、外壁材の状態なども含めて総合的に原因を確認することが大切です。
3.外壁塗装の剥がれを放置するとどうなる?
外壁塗装の剥がれを見つけた場合、小さな範囲だからと長期間放置するのはおすすめできません。
剥がれが周囲へ広がることがある
一部分だけ剥がれているように見えても、その周囲の塗膜もすでに密着性が低下している場合があります。
風雨や気温変化などの影響を受け続けることで、少しずつ剥がれが広がっていく可能性があります。
外壁材が雨や紫外線の影響を受けやすくなる
外壁塗装には、美観を整えるだけでなく外壁表面を保護する役割があります。
塗膜が失われると、外壁材が雨や紫外線などの影響を受けやすくなります。
ただし、塗膜が少し剥がれただけで直ちに室内へ雨漏りするわけではありません。
シーリングの破断や外壁材のひび割れなどを伴っている場合は、雨水侵入の有無まで確認することが重要です。
外壁材自体の劣化が進んでいる場合もある
外壁塗装の剥がれと同時に、
- サイディングの反り
- ひび割れ
- 欠損
- 表面の崩れ
などが見られる場合は、塗膜だけではなく外壁材そのものが劣化している可能性があります。
窯業系サイディングでは、水分や紫外線、凍結融解、建物の動きなど複数の要因によって劣化が進む場合があります。
新潟のように冬季の低温や降雪がある地域では、表面だけでなく外壁材や目地の状態まで確認しておくことが大切です。
補修範囲が大きくなる可能性がある
塗膜だけの問題であれば、部分補修や再塗装で対応できることがあります。
しかし、外壁材まで大きく劣化すると、
- サイディングの部分交換
- 外壁カバー工法
- 外壁の張り替え
などが必要になる場合があります。
早めに状態を確認することで、現在どこまで補修が必要なのか判断しやすくなります。
4.外壁塗装が剥がれたときの正しい補修方法
外壁塗装の剥がれは、単純に「剥がれが小さいから部分補修」「大きいから全面塗装」と決めるものではありません。
原因と下地の状態を確認したうえで補修方法を選びます。
小さな剥がれなら部分補修
外壁材そのものに大きな問題がなく、剥がれが限られた範囲であれば、部分補修で対応できる場合があります。
一般的には、
- 密着していない塗膜を除去する
- 下地を清掃・調整する
- 必要に応じて下地補修を行う
- 外壁材に適した下塗り材を施工する
- 仕上げ塗装を行う
といった流れで施工します。
ただし、補修部分と既存外壁で色や艶に差が出ることもあります。
広い範囲に劣化があるなら再塗装
複数の外壁面で、
- 剥がれ
- チョーキング
- ひび割れ
- 色あせ
などが確認できる場合は、外壁全体の再塗装を検討します。
この場合も、新しい塗料を上から塗るだけではありません。
密着していない既存塗膜を除去し、必要な下地補修を行ったうえで適切な塗装仕様を選ぶことが重要です。
外壁材まで傷んでいるならカバー工法・張り替え
大きな反りや割れ、欠損、広範囲の表面劣化などがある場合は、塗装だけでは十分な補修にならないことがあります。
その場合は、
外壁カバー工法
既存外壁の上から新しい外壁材を施工する方法
外壁張り替え
既存外壁材を撤去して新しい外壁材へ交換する方法
なども選択肢になります。
どの方法が適しているかは、外壁の状態、下地、建物の構造、予算、今後何年住む予定なのかなどを考えて判断します。
塗装後すぐに剥がれた場合は施工会社へ確認する
前回の塗装から短期間で剥がれが出た場合は、まず施工した会社へ相談しましょう。
その際、
- 保証書
- 契約書・見積書
- 使用した塗料の商品名
- 工事写真
- 施工時期
などがあると、原因を確認しやすくなります。
保証期間内でも、すべての剥がれが無条件で保証対象になるとは限らないため、保証内容も確認してください。
DIYをおすすめしないケース
外壁の小さな剥がれを見つけると、「ホームセンターで塗料を買って塗れば大丈夫なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、
- 2階以上の高所
- 広範囲の剥がれ
- 塗膜の膨れ
- 外壁材の割れや反り
- 雨漏りを伴う
- 同じ場所で繰り返し剥がれる
場合は、DIYで表面だけを補修することはおすすめしません。
原因を残したまま表面を塗ってしまうと、再発したり、原因箇所が分かりにくくなったりすることがあります。
また、脚立やはしごを使用する高所作業には転落の危険があります。
状態が分からない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。
5.外壁塗装の剥がれを繰り返さないためのポイント
外壁塗装の剥がれを防ぐには、高価な塗料を選べばよいわけではありません。
外壁材と現在の劣化状態に合った施工をすることが重要です。
原因を確認してから補修する
まず、
- どこが剥がれているか
- どのくらいの範囲か
- 前回の塗装から何年経っているか
- 雨漏りや水分の影響はないか
- 外壁材そのものが傷んでいないか
を確認します。
原因を解決しないまま塗装すると、同じ場所で剥がれが再発する可能性があります。
外壁材に合った塗装仕様を選ぶ
窯業系サイディング、モルタル、金属サイディングなど、外壁材によって適した下地処理や下塗り材は異なります。
また、同じ窯業系サイディングでも表面処理によって適する塗料が異なる場合があります。
商品名や「シリコン」「フッ素」といった塗料のグレードだけではなく、現在の外壁に適合している塗装仕様かどうかを確認しましょう。
見積書では下地処理まで確認する
外壁塗装の見積書を見るときは、上塗り塗料の商品名だけを見るのではなく、
- 高圧洗浄
- 下地補修
- ケレン
- シーリング工事
- 下塗り材
- 塗装回数
などについても確認してください。
完成後には見えなくなる工程ですが、外壁塗装では下地処理が非常に重要です。
定期的に外壁を確認する
専門的な点検だけでなく、普段から地上で見える範囲を確認するだけでも、外壁の変化を早く見つけられることがあります。
チェックしたい症状は、
- 色あせ
- チョーキング
- ひび割れ
- シーリングの切れ
- 浮き
- 膨れ
- 剥がれ
などです。
ただし、ご自身で屋根へ上ったり、高い場所まではしごを掛けたりして確認する必要はありません。
安全に見える範囲でチェックし、気になる症状があれば専門業者へ相談しましょう。
新潟市で外壁塗装の剥がれが気になったらご相談ください
やねかべ家では、新潟市を中心に屋根・外壁リフォームを行っています。
「塗装が剥がれているから、もう一度塗ればよい」とは限りません。
実際の外壁では、
- 塗膜だけが傷んでいる
- シーリングも劣化している
- 外壁材そのものが傷んでいる
- 雨水侵入が関係している
など、建物によって状態が異なります。
反対に、大がかりな工事をしなくても部分的な補修で対応できるケースもあります。
まずは現在の外壁の状態を確認し、必要な工事を選ぶことが余計な工事や費用を増やさないためにも大切です。
まとめ|外壁塗装の剥がれは原因に合った補修が大切
外壁塗装の剥がれには、
- 紫外線や雨などによる経年劣化
- 洗浄・下地処理不足
- 外壁材と下塗り材の相性
- 乾燥時間や標準使用量など施工条件
- 外壁内部への雨水侵入
- シーリングや外壁材の劣化
- 施工上の問題
など、さまざまな原因があります。
外壁塗装が剥がれているからといって、剥がれた場所へすぐ新しい塗料を塗ればよいわけではありません。
最も大切なのは、「なぜ剥がれたのか」を確認してから補修することです。
塗膜だけの問題であれば、部分補修や再塗装で対応できる場合があります。
一方で外壁材まで傷んでいる場合は、部分交換や外壁カバー工法、張り替えなどを検討する必要があります。
小さな剥がれでも、その周囲や外壁材、シーリングなどに別の劣化が隠れている場合があります。
外壁塗装の剥がれを見つけたら、無理にDIYで補修せず、まずは外壁の状態を確認しましょう。
新潟市で屋根修理・外壁リフォームをご検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
新潟市で屋根修理・外壁リフォームでお困りなら、やねかべ家へおまかせください!

来店予約
診断・見積依頼
お問い合わせ

相談・お問い合わせをする