外壁塗装のシリコン塗料は何年もつ?寿命と塗り替え時期を徹底解説
2026.09.04

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店 やねかべ家です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「外壁塗装のシリコン塗料は何年くらいもつの?」
「前回の外壁塗装から10年経ったけれど、そろそろ塗り替えたほうがいい?」
「シリコン塗料とフッ素塗料では何が違う?」
このような疑問をお持ちではありませんか。
外壁塗装で広く使われているシリコン塗料は、価格と耐久性のバランスを取りやすい塗料です。
塗り替え時期はおおむね10〜15年前後が一つの目安として考えられますが、「シリコン塗料なら必ず15年もつ」というわけではありません。
塗料メーカーや商品、外壁材、建物の立地、日当たり、雨や雪、下地の状態、施工品質などによって実際の劣化速度は変わります。
この記事では、外壁塗装に使うシリコン塗料の寿命・期待耐用年数、寿命が短くなる原因、塗り替え時期を判断する劣化サイン、ほかの塗料との違い、長持ちさせるポイントまで詳しく解説します。
外壁塗装でシリコン塗料を検討している方や、前回の外壁塗装から10年前後経過している方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装のシリコン塗料の寿命は何年?
外壁塗装のシリコン塗料の寿命を考えるうえで、最初に知っておきたいのが、
「シリコン塗料ならすべて同じ年数もつわけではない」
ということです。
塗料メーカーが公表している期待耐用年数も、製品によって異なります。
シリコン塗料は10〜15年前後が一つの目安
シリコン塗料の塗り替え時期は、一般的には10〜15年前後を一つの目安として考えることができます。
ただし、メーカーが公表している具体的な数値を見ると製品によって差があります。
たとえば関西ペイントでは、外壁用塗料の一般的な期待耐用年数について、
- ウレタン樹脂塗料:8〜10年
- シリコン樹脂塗料:12〜15年
- フッ素樹脂塗料:15〜20年
をおおよその目安としています。
また、エスケー化研の「エスケー弾性プレミアムシリコン」は、期待耐用年数を14〜16年としています。
ただし、メーカーも地域・立地条件・方角などによって実際の耐用年数は異なるとしています。
そのため、「シリコンだから○年」と塗料の種類だけで判断しないことが大切です。
シリコン塗料なら必ず同じ寿命になるわけではない
一口に「シリコン塗料」といっても、すべて同じ性能ではありません。
塗料メーカー、商品、塗膜性能、下地、塗布量、日当たり、雨風などによって塗膜の劣化速度は変わります。
そのため、外壁塗装の見積書に単に「シリコン塗装」としか記載されていない場合は、
- メーカー名
- 商品名
- 下塗り材
- 塗装回数
- メーカーが示す期待耐用年数
なども確認しておきましょう。
「期待耐用年数」と「実際の塗り替え時期」は同じではない
期待耐用年数は、
「その年数まで絶対に塗膜が劣化しない」という保証期間ではありません。
住宅の立地や外壁の状態によって、劣化の進み方は大きく異なります。
外壁塗装から10年以上経過していても比較的良好な状態を保っている住宅がある一方、10年を待たずに色褪せやチョーキングなどが現れる場合もあります。
また、国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」では、マンションの外壁塗装について、修繕周期の参考例として12〜15年が示されています。
ただし、この資料は主にマンションの長期修繕計画を対象にしたものです。
戸建住宅について「12〜15年で必ず外壁塗装をしなければならない」と定めた基準ではありません。
戸建住宅では、年数だけでなく実際の外壁の状態を確認して塗り替え時期を判断することが重要です。
外壁塗装のシリコン塗料の寿命が短くなる主な原因
シリコン塗料には期待耐用年数の目安がありますが、建物を取り巻く環境によって実際の寿命は変わります。
特に新潟では、紫外線だけでなく、雨や雪、冬季の低温や凍結融解なども考慮して外壁の状態を確認することが大切です。
紫外線や雨風の影響
外壁の塗膜は、毎日紫外線や雨風にさらされています。
特に日差しを強く受ける南面や西面では、北面などと比べて色褪せや塗膜の劣化が早く進むことがあります。
同じ住宅でも方角によって外壁の状態が違うことは珍しくありません。
外壁塗装の時期を判断するときは、一部分だけを見るのではなく、建物全体を確認することが大切です。
下地処理や施工方法
外壁塗装の耐久性は、上塗り塗料のグレードだけで決まりません。
塗装前には、
- 高圧洗浄
- ひび割れ補修
- シーリング補修
- ケレン
- 下塗り
など、外壁の状態に合わせた下地処理が必要です。
下地処理が十分ではなかったり、塗料メーカーが定める塗布量や乾燥時間が守られていなかったりすると、高耐久のシリコン塗料を使用しても早期の剥がれや膨れにつながる可能性があります。
やねかべ家では、塗料のグレードだけでなく、現在の外壁の状態に合わせて適切な下地処理を行うことが大切だと考えています。
外壁材や建物の状態
住宅の外壁には、
- 窯業系サイディング
- モルタル
- 金属系サイディング
などさまざまな種類があります。
外壁材によって適した下塗り材や施工方法は異なります。
また、外壁材そのものに大きな反りや割れ、腐食などが発生している場合は、塗装だけでは十分に補修できないこともあります。
その場合は部分交換や外壁カバー工法などを検討するケースもあります。
新潟では雨・雪・凍結融解にも注意
新潟では冬季の雨や雪、低温などの影響についても考える必要があります。
気象庁の1991〜2020年の平年値によると、新潟の1月の降水量は180.9mmです。
外壁の中でも雪がたまりやすい場所や、水分が残りやすい部分は、外壁材やシーリングの劣化状況を確認しておくことが重要です。
また、雨や雪が多い地域や凍結と融解を繰り返す環境では、塗膜の劣化が早く進む可能性もあります。
新潟の外壁塗装では、単純に経過年数だけを見るのではなく、雪国特有の環境まで考えて状態を判断することが大切です。
シリコン塗料の塗り替え時期を判断する劣化サイン
外壁の塗り替え時期は、前回の塗装から何年経ったかだけで判断する必要はありません。
塗膜の劣化が進んでくると、外壁にはいくつかの変化が現れます。
外壁の色褪せ
新築時や塗装直後と比べて、外壁の色が薄くなったり、艶がなくなったりすることがあります。
色褪せは紫外線などの影響によって塗膜表面が劣化しているときに見られる症状の一つです。
ただし、色褪せが出たからすぐに外壁の保護機能がなくなったという意味ではありません。
塗り替え時期を考える一つのサインとして、ほかの劣化症状と合わせて確認しましょう。
チョーキング
外壁を手で触ったときに白っぽい粉が付く現象を、**チョーキング(白亜化)**と呼びます。
塗膜を構成する樹脂などが劣化することで、塗膜表面に粉状の物質が現れる症状です。
チョーキングは塗膜劣化の代表的なサインの一つですが、チョーキングが発生したからといって、その時点ですぐに塗膜の保護機能が失われているとは限りません。
期待耐用年数より前にチョーキングや変退色が現れる場合もあります。
そのため、チョーキングだけで「もう寿命」と判断せず、外壁全体の状態を確認することが重要です。
ひび割れ・剥がれ・膨れ
外壁に、
- ひび割れ
- 塗膜の剥がれ
- 塗膜の膨れ
などが見られる場合は、原因を確認しましょう。
塗膜だけが傷んでいるのか、外壁材そのものまで傷んでいるのかによって補修方法は異なります。
外壁材まで大きく劣化している場合は、塗装ではなく部分交換や外壁カバー工法などが必要になることもあります。
シーリングのひび割れ・剥離
窯業系サイディングなどでは、外壁の目地や窓まわりにシーリング材が使用されています。
シーリングに、
- ひび割れ
- 肉やせ
- 剥離
- 隙間
などが見られる場合は、外壁塗装と合わせて補修を検討しましょう。
外壁そのものがきれいでも、シーリングだけ先に劣化することもあります。
外壁塗装から10年前後は状態確認の一つのタイミング
シリコン塗料の期待耐用年数には製品差がありますが、前回の外壁塗装から10年前後経過している場合は、現在の外壁の状態を確認しておく一つのタイミングです。
ただし、
「10年経ったら必ず塗り替える」
という意味ではありません。
色褪せやチョーキング、ひび割れ、シーリングの劣化などを確認して、実際の外壁の状態から塗り替え時期を判断しましょう。
シリコン塗料とほかの外壁塗料の寿命を比較
外壁塗装には、シリコン塗料のほかにもウレタン、フッ素、無機系などさまざまな塗料があります。
塗料を比較するときは、初期費用だけでなく、次の塗り替えまでの期間も考えることが大切です。
シリコン・ウレタン・フッ素・無機系の耐用年数
代表的な目安をまとめると次のようになります。
| 塗料の種類 | 期待耐用年数・塗り替え目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ウレタン | 8〜10年前後 | 比較的費用を抑えやすい |
| シリコン | 10〜15年前後 | 費用と耐久性のバランスを取りやすい |
| フッ素 | 15〜20年前後 | 高耐候で塗り替え周期を延ばしやすい |
| 無機系 | 15〜25年程度の商品もある | 商品による性能差が大きい |
関西ペイントが示す一般的な期待耐用年数では、ウレタン樹脂塗料は8〜10年、シリコン樹脂塗料は12〜15年、フッ素樹脂塗料は15〜20年とされています。
ただし、同じ樹脂の種類でも製品によって性能は異なります。
特に無機系塗料は製品ごとの差が大きいため、「無機だから○年もつ」と分類だけで判断せず、メーカーと商品ごとの期待耐用年数を確認しましょう。
シリコン塗料のメリット
シリコン塗料の大きなメリットは、費用と耐久性のバランスを取りやすいことです。
フッ素や高耐久タイプの無機系塗料ほど初期費用を掛けずに、ある程度の耐久性を確保したい方にとって検討しやすい塗料です。
商品数が多く、さまざまな住宅に提案しやすいことも特徴です。
シリコン塗料のデメリット
一方で、フッ素や高耐久タイプの無機系塗料と比べると、次回の塗り替え時期が早くなる可能性があります。
「初期費用は少し高くても、今後の塗り替え回数をできるだけ減らしたい」という場合には、フッ素系や無機系なども比較するとよいでしょう。
シリコン塗料がおすすめなのはどんな住宅?
シリコン塗料は、
「費用と耐久性のバランスを取りながら、今後も計画的に住宅をメンテナンスしていきたい」
という方に向いています。
ただし、最適な塗料は住宅ごとに異なります。
たとえば、あと20年以上住み続ける予定の住宅と、近い将来に建て替えや売却を予定している住宅では、塗料選びの考え方も変わります。
外壁塗装は「一番安い塗料」「一番長持ちすると書かれている塗料」を選ぶのではなく、
これから何年、この家に安心して住み続けたいのか
を基準に考えることが大切です。
シリコン塗料を長持ちさせるためのポイント
シリコン塗料本来の性能を生かすためには、塗料選びだけでなく施工品質も重要です。
「シリコン」という名前だけで選ばない
同じシリコン系塗料でも、商品によって期待耐用年数や機能は異なります。
「シリコン塗料だから15年もつ」と考えるのではなく、具体的なメーカーと商品を確認しましょう。
メーカー名・商品名・施工仕様を確認する
外壁塗装の見積書では、
- メーカー名
- 商品名
- 下塗り材
- 塗装回数
- 塗布量
- 施工仕様
などが確認できると安心です。
塗料にはメーカーが定めた標準塗布量や乾燥時間、塗り重ね時間などがあります。
こうした施工仕様を守ることが、塗料本来の性能を発揮させるためには重要です。
下地処理を丁寧に行う
どれだけ高性能な塗料を使用しても、傷んだ外壁の上からそのまま塗るだけでは長持ちしません。
外壁の状態に応じて、
- 高圧洗浄
- ひび割れ補修
- シーリング補修
- ケレン
- 下塗り
などを適切に行う必要があります。
外壁塗装では、完成後には見えにくくなる下地処理こそ重要な工程の一つです。
定期的に外壁の状態を確認する
塗装後も、ときどき外壁の状態を確認しておきましょう。
特に、
- 色褪せ
- チョーキング
- ひび割れ
- 剥がれ
- シーリングのひび割れ
- サビ
- コケやカビ
などがないかを見ることで、外壁の変化に早く気付くことができます。
前回の外壁塗装から10年前後経過した場合も、一度状態を確認すると、今すぐ塗り替えが必要なのか、まだ経過を見てもよいのか判断しやすくなります。
まとめ|シリコン塗料の寿命は年数だけで判断しない
外壁塗装に使用するシリコン塗料は、10〜15年前後が塗り替え時期を考える一つの目安です。
メーカー公式情報では、関西ペイントがシリコン樹脂塗料の一般的な期待耐用年数を12〜15年、エスケー化研の「エスケー弾性プレミアムシリコン」は14〜16年としています。
しかし、実際の耐用年数は、
- 使用する塗料
- 外壁材
- 日当たり
- 雨や雪
- 建物の方角
- 下地の状態
- 施工品質
などによって変わります。
また、色褪せやチョーキングは塗膜劣化のサインの一つですが、発生したからといって、その時点ですぐに塗膜の寿命を迎えたとは限りません。
ひび割れ、剥がれ、シーリングの劣化なども含めて、外壁全体の状態を確認することが大切です。
外壁塗装では、
「シリコンだから何年もつか」だけで考えるのではなく、「現在の住宅がどのような状態で、これから何年安心して住み続けたいのか」から塗料を選ぶことが大切です。
新潟市で外壁塗装や屋根・外壁リフォームをご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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