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屋根の漆喰が剥がれたらどうする?原因・補修方法・費用を解説

2026.09.03

こんにちは。
新潟市の屋根修理・外壁リフォーム専門店 やねかべ家です!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

「屋根から白いかけらが落ちてきた」
「瓦屋根の漆喰が剥がれているけれど、補修は必要?」
「漆喰補修にはどのくらい費用がかかる?」

このように気になっていませんか。

屋根の漆喰は、昔ながらの瓦屋根などで、棟内部の葺き土を雨風から保護したり、棟まわりを仕上げたりするために使われる材料です。

漆喰が少し剥がれただけで、すぐに雨漏りするとは限りません。しかし、そのまま長期間放置すると、棟内部の劣化や棟瓦のズレにつながる場合があります。

この記事では、屋根の漆喰が剥がれる原因、放置するリスク、補修方法、費用の目安を分かりやすく解説します。

屋根の漆喰が剥がれる主な原因

漆喰が剥がれる原因は一つではありません。経年劣化だけでなく、雨や風、気温変化、地震、棟瓦の動きなどが関係する場合があります。

①経年劣化

屋根の漆喰は長期間屋外にあるため、時間の経過とともにひび割れや欠け、浮きなどが発生することがあります。

実際の屋根点検でも、

「庭に白いかけらが落ちていた」

「雨樋の中に白い破片が入っていた」

ことをきっかけに、漆喰の剥がれが見つかるケースがあります。

ただし、築年数だけで補修時期を判断するのではなく、現在の状態を確認することが大切です。

②雨・風・水分・気温変化

屋根は一年を通して雨や風、日射による温度変化などの影響を受けています。

漆喰にひび割れや浮きが発生すると、水分の影響を受けやすくなり、剥がれや欠けが進む場合があります。

新潟では冬季にも雨や雪による降水があります。気象庁の平年値を見ても、新潟県内では冬にも一定量の降水があります。

そのため、新潟の瓦屋根では、雨だけでなく雪や冬季の気象条件も考慮して点検することが大切です。

③地震や棟瓦の動き

地震などで建物が揺れると、屋根の棟部分にも力が加わります。

棟瓦が動くと、その周辺に施工されている漆喰にも影響が出る場合があります。

全日本瓦工事業連盟などが発行する「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」でも、地震や強風に対する瓦屋根の安全性を高めるための緊結方法などが示されています。

一般社団法人 全日本瓦工事業連盟「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」

漆喰が何度も同じ場所で剥がれる場合は、漆喰だけでなく、棟瓦や棟内部に原因がないか確認することが重要です。

④過去の補修方法が適切でない

傷んだ漆喰の上から新しい漆喰を厚く塗るだけでは、十分な補修にならない場合があります。

古い漆喰や浮いている部分を適切に処理せずに重ねると、新しく施工した漆喰まで剥がれる可能性があります。

漆喰補修では、表面だけでなく下地の状態も確認することが大切です。

屋根の漆喰剥がれを放置するとどうなる?

漆喰が剥がれたからといって、直ちに雨漏りするわけではありません。

しかし、劣化が進むと棟内部や棟瓦まで影響が広がる場合があります。

棟内部の葺き土が傷むことがある

昔ながらの瓦屋根では、棟瓦内部に葺き土が使われていることがあります。

漆喰が剥がれて葺き土が露出すると、雨や風の影響を受けやすくなり、少しずつ崩れたり流れたりする場合があります。

その結果、棟瓦が安定しにくくなることがあります。

棟瓦のズレにつながる場合がある

棟内部の劣化が進むと、棟瓦がズレたり、棟全体が波打ったように見えたりする場合があります。

すでに棟瓦が動いている場合は、漆喰だけを詰め直しても十分な補修にならず、棟取り直し工事が必要になることがあります。

雨漏りにつながる可能性もある

「漆喰が剥がれた=すぐ雨漏り」ではありません。

瓦屋根では、瓦の下にある下葺き材なども建物への雨水の侵入を防ぐ役割を持っています。

ただし、棟内部の劣化や瓦のズレなどが進み、雨水が下地まで入り込む状態になると、野地板などを傷める可能性があります。

国土交通省も、住宅を長く使用するためには、点検や補修などの適切な維持管理が重要だと案内しています。

参考:国土交通省「住まリテ」

屋根の漆喰が剥がれたときの補修方法

漆喰の状態や棟瓦のズレによって、補修方法は変わります。

軽度なら漆喰の詰め直し

棟瓦に大きなズレがなく、主に漆喰だけが傷んでいる場合は、漆喰の詰め直しで対応できることがあります。

一般的には、傷んだ既存漆喰を撤去し、下地の状態を確認してから新しい漆喰を施工します。

棟瓦がズレている場合は棟取り直し

棟瓦のズレや傾き、棟内部の崩れが確認された場合は、漆喰補修だけでは十分ではないことがあります。

棟取り直し工事では、棟瓦を一度取り外し、棟内部や固定部分を整えてから瓦を施工し直します。

DIYでの補修はおすすめしません

ホームセンターでは屋根用漆喰も販売されていますが、一般の方が屋根に上がって補修することはおすすめできません。

屋根からの転落事故だけでなく、瓦の上を歩くことで正常な瓦を割ったり、ズラしたりする危険があります。

異常を見つけても、ご自身で屋根へ上がらず専門業者に確認してもらいましょう。

屋根の漆喰補修にかかる費用の目安

漆喰補修の費用は、施工する長さ、棟の形状、屋根の高さ、棟瓦の状態、足場の有無などによって変わります。

屋根修理会社などが公開している価格では、漆喰の詰め直しを1mあたり3,000~7,000円程度としている例があります。

ただし、これは公的機関が定めた相場ではなく、あくまで施工会社の公開価格から見た参考値です。

補修範囲が広い場合や足場が必要な場合は、総額が数十万円になることもあります。

また、棟瓦までズレていて棟取り直しが必要になると、漆喰補修より工事費用は高くなります。

見積もりでは、

  • 既存漆喰の撤去費
  • 新しい漆喰の施工費
  • 棟瓦の補修費
  • 瓦交換費
  • 足場費

など、どこまで工事に含まれているのか確認しましょう。

突然訪問してきた屋根業者には注意

突然訪問してきた業者から、

「漆喰が剥がれている」

「瓦がズレていて危険」

などと言われても、その場ですぐに契約する必要はありません。

国民生活センターでは、突然訪問して屋根の不具合を指摘し、不安をあおって工事契約につなげる**「屋根工事の点検商法」**について注意を呼びかけています。

国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」

屋根の不具合を指摘された場合は、写真を見せてもらい、必要であれば別の屋根専門業者にも確認してもらいましょう。

まとめ|屋根の漆喰が剥がれたら棟全体を確認しよう

屋根の漆喰が剥がれる原因には、経年劣化、雨や風、水分、気温変化、地震や棟瓦の動きなどがあります。

漆喰が少し剥がれただけで、直ちに雨漏りするとは限りません。

しかし、劣化を長期間放置すると、棟内部の葺き土が傷んだり、棟瓦がズレたりする場合があります。

大切なのは、漆喰だけを見るのではなく、棟瓦や瓦、棟内部まで確認することです。

新潟では雨や雪、強風などの影響もあるため、冬を越したあとや地震・強風のあとには、庭や雨樋に白い破片が落ちていないか地上から確認してみましょう。

やねかべ家では、漆喰だけでなく棟瓦や瓦、屋根全体の状態を確認し、住宅の状態に合った補修方法をご提案しています。

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